2010年10月20日8時3分
3日間にわたって帳簿や通帳を調べられ、「客の数が実際と違うのではないか」と指摘された。正確な客の数を記した書類の一部はなく、「分かりません」と答えた。
PTからは過去5年分について申告漏れを指摘され、重加算税を含む追徴課税は数十万円。男性は取材に「帳簿の管理や記入が雑だった。調査を受けてからはしっかりやっている」と語った。
別の釣り船業者は2日間、過去4年分の帳簿類などを調べられ、PTのメンバーから「帳簿上の釣り客の数とホームページで紹介している数が違う」などと指摘されたという。追徴課税が数百万円に上った業者は「不景気で客が減っていた。きちんと申告しないといけなかった」とうなだれた。
関係者によると、釣り客が利用する宿泊施設の宿代を実際より少なく申告していた業者もいたという。(瀬戸口和秀)