実は本当に突然ではあるのですが、富士丸が亡くなってしまいました。10月1日の夜のことです。夕方から数時間家を空け、帰宅するとすでに息をひきとっておりました。最近様子のおかしいところはなく、むしろいつもより元気だったくらいで、出かける前に散歩に連れて行ったときもいつも通りご機嫌で、発見してすぐに獣医さんに電話をしたんですが、心臓発作の可能性がなくはないが、この間の健康診断の結果も問題なく、調べてみなければ原因がわからないとのことでした。
詳しく原因を調べようかと考えましたが、奴の体にメスを入れる気にもなれず、そのまま火葬にしました。とにかく突然のことで、現実を見ることが出来ず、今日までの6日間、起きているのか寝ているのかもわからない状態で、ひたすら落ち込んでおりました。その間、周囲の皆さんや読者の皆さんに多大なご心配をおかけしたことを心からお詫びいたします。また、今後四十九日が過ぎたあたりで埋葬したいと考えており、出来れば皆さんにも富士丸とお別れをする機会をもうけたいとも考えてはおりますが、その件はまた周りの人とも相談したうえ、改めてご報告させていただければと思います。
このブログは、見てくれる人の顔を少しだけ明るくできればと自分なりに心がけて書いてきましたので、このような報告をするのはよそうかと考えましたが、突然何の理由も告げずに終えるのはやはり無責任でもあり、富士丸のことを我が犬のように愛してくれていた人に対してもお伝えしておくべきであると判断いたしました。悲しい気分にさせてしまって、本当にごめんなさい。富士丸を死なせてしまいました。
山に家を建ててやるという約束も果たせなくなりましたが、これまでやってきた各種連載については関係者の皆さんとも相談のうえ、先に原稿を入れているものについてはアップされるのかどうかこれから相談させてもらいます。その場合、右上の小窓を使い、事務的な告知はさせていただくかもしれませんが、今のところ未定です。もしまだ元気だった富士丸の姿を見てやってもいいという人は見てあげてください。
富士丸は僕にとって特別な存在でしたが、僕以外の方にもたくさん愛されて幸せ者だったと思います。ありがとうございました。あと、いつも本の中で書いてきましたが、もし、これから犬と暮らそう考えている人がいたら「買う」以外にも選択肢があるということだけ頭の片隅にちょこっと残しておいてもらえると嬉しいです。また、現在皆さんと暮らしている犬や猫たちが長生きしますように。もちろん皆さんもどうかお元気で。
僕もこれから何かとかやっていくつもりですが、現段階ではそこまで頭がまわらない状態です。またどこかでお会いできることがありましたら、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
いつかこんな日が来ることは覚悟していたはずなんですが、まさかこんなに早く訪れるとは思っておらず、いまだに信じられない気持ちでいっぱいで、こんなにとりとめのない文章になってすいません。長くなりましたが、本日をもちまして、このブログをいったん終了させてもらいたいと思います。すいませんが、少しお時間をください。
これまで長い間、本当に皆さんありがとうございました。
穴澤 賢

富士丸 享年7歳