<広島地検>遺棄致死事件でも取り調べメモ廃棄
毎日新聞 10月20日(水)2時31分配信
介護が必要な母を放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた女性被告(49)=広島市=の裁判で、弁護側が広島地検に取り調べメモを開示するよう求めたところ、地検が「廃棄した」と回答していたことが19日、関係者への取材で分かった。弁護側は担当検事2人を証拠隠滅容疑で告発した。広島少年院の暴行事件を巡る公判でも、同地検による取り調べメモの廃棄が発覚し、弁護側が最高検に調査を申し入れている。
起訴状などによると、被告は07年8月21日ごろ、寝たきりの母親(当時77歳)が極度に衰弱したことを知りながら、すだれなどで囲んだ自宅軒下に放置。少量の飲食物を置いただけで医師の診察も受けさせず、熱中症や栄養消耗症で死亡させた、とされる。地検は09年7月に在宅起訴し、裁判員裁判の対象事件となった。
弁護人によると、公判前整理が続いていた今年4月、供述の任意性を問うため取り調べメモの開示を請求したところ、地検から「廃棄済みで存在しない」と回答があった。目撃者の証言メモも同様の回答だったという。弁護側は公判でも供述の任意性を争う構えで、メモの廃棄について「裁判員に疑念を抱かせる行為だ」と批判している。
広島地検は「必要ないと判断したメモは適切に廃棄している」としている。
【関連記事】
フンボルトペンギン:熱中症で5羽死ぬ 富山
猛暑:生活困窮者を直撃、冷房代減免を 支援団体求める
猛暑:元ホームレス犠牲に 保護受けず自立も扇風機なく
熱中症被害
ペンギン:暑さに強いはずが…熱中症死−−富山
起訴状などによると、被告は07年8月21日ごろ、寝たきりの母親(当時77歳)が極度に衰弱したことを知りながら、すだれなどで囲んだ自宅軒下に放置。少量の飲食物を置いただけで医師の診察も受けさせず、熱中症や栄養消耗症で死亡させた、とされる。地検は09年7月に在宅起訴し、裁判員裁判の対象事件となった。
弁護人によると、公判前整理が続いていた今年4月、供述の任意性を問うため取り調べメモの開示を請求したところ、地検から「廃棄済みで存在しない」と回答があった。目撃者の証言メモも同様の回答だったという。弁護側は公判でも供述の任意性を争う構えで、メモの廃棄について「裁判員に疑念を抱かせる行為だ」と批判している。
広島地検は「必要ないと判断したメモは適切に廃棄している」としている。
【関連記事】
フンボルトペンギン:熱中症で5羽死ぬ 富山
猛暑:生活困窮者を直撃、冷房代減免を 支援団体求める
猛暑:元ホームレス犠牲に 保護受けず自立も扇風機なく
熱中症被害
ペンギン:暑さに強いはずが…熱中症死−−富山
最終更新:10月20日(水)2時31分
Yahoo!ニュース関連記事
- 広島少年院暴行事件、取り調べメモを地検が廃棄(読売新聞) 18日(月)11時59分
- 小牧の銃撃:証拠隠滅容疑で検事告発 殺人罪被告の弁護士が最高検に /愛知(毎日新聞) 14日(木)12時21分
ソーシャルブックマークへ投稿 1件
関連トピックス
主なニュースサイトで 保護責任者遺棄事件 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- アバルトとフェラ−リのコラボモデル、日本導入写真(レスポンス) 10月18日(月)13時0分
- 海保ヘリ墜落 別型機で2カ月ぶり運航再開 5人死亡の広島基地写真(産経新聞) 10月18日(月)12時19分
- アバルトとフェラ−リのコラボモデル、日本導入写真(レスポンス) 10月18日(月)13時0分
- 激突:衆院道5区補選 自衛隊票、攻防熱く 自民牙城に挑む民主 /北海道(毎日新聞) 10月19日(火)10時37分
- 改ざん前後のデータ、前田被告がメモリーに保存(読売新聞) 10月16日(土)3時3分