12年ロンドン五輪を目指す関塚ジャパンが2011年2月に初の国際試合を行う見通しであることが18日、分かった。
日本サッカー協会の原博実技術委員長がU‐19(19歳以下)アジア選手権中国大会視察から帰国。来年6月に初戦を迎えるロンドン五輪アジア予選に向け「Jチームとの練習試合ではなく、国際Aマッチデーも使って他の五輪チームと試合をやらなければ」と年明けにも親善試合を行う方針を明かした。2月9日の国際Aマッチデーを利用することが有力だ。
同親善試合が関塚ジャパンの正式立ち上げになる。11月のアジア大会に向けて19日から短期合宿を行うが、Jクラブの控え、大学生が中心の布陣。ベストメンバーがそろう2月の国際試合が事実上の始動となる。
U‐19アジア選手権は準々決勝韓国戦で敗れ、2大会連続でU‐20W杯出場権を喪失。原委員長が「香川や金崎もU‐20W杯に出られない悔しさを持って上の代表に入って行った。五輪やクラブで頑張ってもらうしかない」と話したが、G大阪FW宇佐美、浦和FW原口らプラチナ世代育成の面でも、関塚ジャパンの強化と12年ロンドン五輪出場は至上命題。
原委員長は21日に予定される強化担当者会議でクラブ関係者と関塚ジャパンの強化日程を調整する意向だ。
(2010年10月20日)