米大統領“過激な”人気番組出演「少しフラストレーションたまった」

　オバマ米大統領が、過激な科学実験で人気があるテレビ局ディスカバリーチャンネルの番組「怪しい伝説」に出演することが、１８日分かった。

　米国でも日本と同様に若者の理科離れが問題になり、科学や工学の大切さ、面白さを啓発するのが目的。現職大統領が、この種の番組に出演するのは珍しいという。

　番組は米国で１２月８日の放送予定。２０００年以上前に、ギリシャの数学者で技術者でもあるアルキメデスが太陽の光を鏡で集めてローマの艦隊を炎上させたという伝説の信ぴょう性を検証する。

　同番組は、爆発などを伴う過激な実験が売り物だが、オバマ大統領は実験そのものには参加できなかったらしく、１８日、ワシントンで行われた科学教育イベントでの講演で「何も爆発させられず、少しフラストレーションがたまった」と冗談を漏らしていた。

　ディスカバリーチャンネルは世界最大のドキュメンタリー専門局で、日本でも放送されている。 （共同）

[ 2010年10月19日 10:10 ]