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ホントに?餌にさぬきうどん 霜降り豚に「味は抜群」

さぬきうどんを配合した餌を食べる豚
さぬきうどんを配合した餌を食べる豚
Photo By 提供写真

 さぬきうどんを食べた豚は肉質が軟らかく霜降りに―。香川県さぬき市にある豚肉の生産加工会社「七星食品」が、製めん所で余ったさぬきうどんの乾めんを豚の餌に利用し、肉質がよくなったと話題になっている。

 同社によると、きっかけは2年前の世界的な飼料の高騰。餌の大部分が輸入で、コストを抑えるため、地元特産で麦が原料のうどんに着目した。

 県内の製めん所で余った乾めんを買い取り、2〜3センチに粉砕。豚の発育に応じて20〜30%の割合で餌に配合すると効果てきめんだった。

 香川県畜産試験場の研究では、輸入飼料のトウモロコシの20%をうどんに替えるとロースの脂肪含有量は約2倍に。多いほど肉が口の中でとろけやすくなると言われるオレイン酸の脂肪に占める割合も10〜20%増えた。

 同社の東原寛二社長は「霜降りになったのが見た目にもわかる。甘味も増し味は抜群」と話す。うどんの運搬や加工の費用を考えても、全体としての餌代は下がった。

 ただ、現在契約している製めん所が3社で、手に入るうどんの量は不安定。同社では今後仕入れ先を増やしたいという。

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