「ちょっと!今ニュースで○○生命破綻で言ってたけど、
これ、あなたが入ってる保険会社じゃないの???」
今回は、予測の話です。
証拠はそれなりにありますが、
確定ではないかもしれません。
何の話しかって?
潰れる保険会社の見分け方
ですよ。
ワタクシ、個人的には
国内の生命保険会社は
数が半分くらいになっちゃうのではないか、
って思ってます。
理由はですね、
押し売り販売がベースになっているから
なんですよ。
押し売り販売がベースってことは、
こまかいコンサルティングなんかしません。
要望聞いたりもしません。
とにかく
「いい保険だから入っておいてください!」
「あなたにピッタリだから!」
「これさえ入っておけば安心だから!!」の繰り返し。
ただですね、この押し売り手法が有効だった時期があったんです。
それは、高度経済成長期。
人がどんどん増えて、結婚する人も多くて
子供もバンバン生まれて、所得も右肩上がりだった時期。
生命保険に対して需要が多かった時期です。
「生命保険、入らなくちゃな...」
って思っている人が多かった時期です。
そんな時期、生命保険会社としては、
いかに多くの人に入ってもらうか
いかに多くの人に営業をかけるか
が重要ですから、
とにかく押し売り!が有効だったんです。
とにかく押し売り!でも売れたんです。
じつは、押し売り販売の対極である、
コンサルティングセールスって、
むちゃくちゃ時間がかかるんですよ。
(私は好きですけどね。)
だから、生命保険に興味のある人が多かった時期は、
時間のかかるコンサルティングセールスより、
時間のかからない押し売り販売のほうが有効だったんです。
で、今。
時代は変わりました。
あなたの周りで生命保険に興味のある人、どれだけいます?
ほとんどいないですよね。
だから、今保険に入ってもらおうと思ったら、
押し売りは余計に時間がかかります。
コンサルティングセールスやったほうがよっぽど早い。
急がば回れ、ってやつです。
お客さんの満足度も絶対、コンサルやったほうが高いし。
でも、いまだに国内生命保険会社って、
「気合で売ってくるんだ!
押しが足りない!!
そんなんじゃ今月のノルマ達成できないぞ!!」
って世界です。
押し売りで保険が売れる時代は終わったのに....
ということはどういうことかというと、
営業職員がすごく効率の悪い活動をしているってことです。
生命保険会社にとって、一番大きい経費が人件費です。
給料以外にも、社会保険やらなんやらで一人あたりすごいコストです。
いくら歩合給のウエイトが高いと言ってもね。
その人件費を使って雇ってる営業職員が非効率。
ってことは会社の経営自体がめちゃ非効率。
そんなことに気付いていない生命保険会社。
(気付いているかもしれませんが、改善されない。改善できない。)
こりゃ〜〜、遅かれ早かれ潰れるでしょう。
どう考えても。
将来的には、国内生命保険会社の外務員制度は、
かなり縮小することになるんではないでしょうか。
で、
コストがかからない通販系
と
販売経費が変動費である代理店販売
が主流になるのでは?
と思っています。
以上、保険業界の現状から推測する、
潰れる保険会社の見分け方でした。
| 保険会社の裏側
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