サブカテゴリー

PR:

“ブサかわ犬”「わさお」 主演男優賞狙う!?

青森県鰺ヶ沢町で映画「わさお」の撮影を行っている薬師丸ひろ子(左)とわさお
青森県鰺ヶ沢町で映画「わさお」の撮影を行っている薬師丸ひろ子(左)とわさお
Photo By 提供写真

 不細工だけどかわいい“ブサかわいい犬”として人気の秋田犬「わさお」(雄、推定3歳)が主演する映画「わさお」(監督錦織良成、来年3月5日公開)のロケが18日、青森県鯵ケ沢町で初公開された。

 捨て犬がイカ焼き商店を営む女性に拾われ、人気犬になる実話を基にした物語。過去の動物映画には、プロに仕込まれたタレント動物が出演していたが、こちらは“素人犬”がそのままの役を演じる日本映画初の試み。

 錦織監督はわさおについて「凄くマイペース。とにかく(わさおが演じるのを)待つというスタイルですが、時々期待を裏切り、時々期待以上の奇跡的な演技をする瞬間がある」と評価。その言葉どおり、飼い主の菊谷節子さん(67)の言うこと以外は耳を貸さない。9月30日の撮影初日は、慣れない雰囲気に興奮したのか、逃走して行方不明となり、スタッフは右往左往。一方で、苦戦が予想された睡眠シーンではカメラの前で見事に爆睡、予定より2時間早く終了させた。

 1日の撮影時間は平均3〜4時間。助監督からシーンの説明を受けた菊谷さんがわさおに動きを説明し、本番はわさおだけで撮影。菊谷さんでも言うことを聞かないときは、好物のイカをちらつかせることにしている。

 動物史上初の主演男優賞、新人賞獲得の期待もかかり、菊谷さん役でコンビを組む薬師丸ひろ子(46)は「せりふはないが(体長1メートルの)大きな背中から強い思いを感じさせる大容量の器を秘めている。賞を獲れれば素敵だと思う」と話した。既にアジア各国から配給のオファーが届いており、世界デビューも間近。会見では、わさおも「アウー」と吠え、やる気を見せていた!?

 ◆映画「わさお」 白く長い毛に覆われた大きな秋田犬が白神山地を望む青森県鯵ケ沢町にたどり着く。犬は飼い主を捜して東京から旅を続け、疲れ果てていた。そんなとき、イカ焼き商店のテツ子(薬師丸)と出会う。犬は人に懐かず、テツ子の前に現れては消える。ねぶたまつり、トライアスロンの大会など津軽の町の出来事を通して1人と1匹の距離が縮まっていく。

 ◆わさお 雄、推定3歳。秋田犬長毛種。出生地不明。07年11月に拾われ、ライオンのような白い体毛から「レオ」と名付けられた。08年春、旅行者にブログで「わさお」と紹介され人気が爆発。日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」など50番組や30の雑誌で紹介。写真集やTシャツなどグッズも製作された。09年8月、鯵ケ沢町から特別住民として住民票が交付された。今年6月には町の特別観光大使に任命。「菊谷イカ焼き店」も青森の新観光名所に。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月19日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

エンタメ

タレント

ランキング

コラム&情報

アイドル


スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲