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SMAPも登壇…梅田ピカデリー来年閉館へ

2010.10.19 11:05
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 大阪・キタの老舗映画館「梅田ピカデリー」が来年1月16日に閉館することが18日、運営の松竹から発表された。キタ地区での松竹のメーン館は来春、JR大阪駅再開発ビルにできるシネコン「大阪ステーションシティシネマ」(12スクリーン)になる。

 “梅ピカ”の通称で親しまれた梅田ピカデリーは1980年3月15日開館。当時は洋画を中心に上映するピカデリー1、2と梅田松竹、梅田ロキシーの4スクリーンだった(現在は1〜4)。

 今も語りぐさになっているのは、94年3月に当時6人組だったSMAPが主演した人気コミックの映画化「シュート!」の舞台あいさつ。

 ピカデリーによると「チケットを求める人で朝から大パニック。旧関西テレビ(西天満)の社屋まで長蛇の列ができ、4スクリーンすべてを開けて対応しました」。

 また、洋画では「愛と青春の旅だち」「フラッシュダンス」から最近の「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」「パイレーツ・オブ・カリビアン」の各シリーズなどでにぎわった。

 しかし、最近はシネコンの隆盛に押され気味。それでも米アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」や山田洋次監督作品「おとうと」などは、大阪市内のシネコンを上回る興行成績を記録していた。

 「他の商業施設は通らずに1階でチケットを買って、そのままエレベーターで劇場へ。お年寄りには入りやすい映画館なんでしょう」と松竹。

 閉館時期が正月興行と重なることから、現時点で旧来の“映画館らしい映画館”だった梅ピカのさよなら興行などは予定されていない。


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