母校のコーネル大学の全学横断的な起業家教育部門から連絡が来た。
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The next generation of successful entrepreneurs, including the founder of the next Google or Doctors Without Borders, could be undergrads at Cornell right now. "The Big Idea" competition was created for them.
Open to undergraduates at Cornell, the contest offers students the chance to win $2,500 for their business or social enterprise ideas.
"We have designed this contest to ensure that any student from any discipline who has a business enterprise or social enterprise idea can get information about how to develop and present it," said John Jaquette, executive director of Entrepreneurship@Cornell (E@C). "Our goal is to have students from every college participate."
Students can enter either the business or social enterprise track. The latter involves businesses that will effect meaningful social change.
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学部の学生に対して大規模なビジネスプラン・コンテストをやるという。そして選ばれたプランは$2,500 を得たうえで、アイビーリーグ+MITのさらに大きなコンテストにエンハンスされてVCからまとまったファンドがでるという。
不況のなかでも産学連携のイノベーション生態は着実に動いているようだ。このところ、Green & Ecoがトレンドなのでビジネスプランの焦点は、太陽光電池、燃料電池、各種省エネ技術、農林、環境、観光とネットサービスを組み合わせたものになってきている。いずれにせよ、技術経営的にも高いレベルにないと、賞はとれないだろう。
ケインズ的政策にちょうどうまく納まるテーマだが、次のバブルの仕込みとも言えなくない。ただしさらに米国景気は悪くなる。それを織り込んだうえでの、アイビーリーグのスタートアップス祭りか。
面白いのは、このようなコンテンストでもここもあるように、ビジネス・トラックとソーシャル・トラックの2本立てだ。このようなアレンジは日本の起業家教育スキームも素直に学ぶべきだろう。なぜなら、ビジネスもソーシャルも、活用する起業スキルは相当な部分共通しているからだ。