京王線新宿駅:電車に挟まれ大学長死亡 作家佐藤春夫長男

2010年8月24日 11時12分

 23日午後8時35分ごろ、東京都新宿区西新宿1の京王電鉄新宿駅3番線ホームで、電車待ちの列に男がぶつかり、先頭にいた星槎(せいさ)大学(北海道芦別市)学長、佐藤方哉(まさや)さん(77)=多摩市関戸4=が転倒し、進入してきた八王子発新宿行き準特急電車(6両編成)とホームの間に挟まれた。佐藤さんは病院に運ばれたが、顔や胸を強く打っており間もなく死亡した。警視庁新宿署はぶつかった日野市南平2、アルバイト、藤井幸則容疑者(42)を過失傷害容疑で現行犯逮捕した。

 新宿署の調べに対して、藤井容疑者は「酒に酔ってしゃがみ込んでいたが、電車がきたので立ち上がったらふらついて列にぶつかってしまった」と供述しているという。同署は過失致死容疑に切り替えて捜査する。

 佐藤さんは小説「田園の憂鬱」で知られる作家の佐藤春夫(1892~1964)の長男。慶応大名誉教授で、09年に星槎大学長に就いた。【山本太一】

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