菅首相:「壊す力」をアピール 新人議員との懇談で

2010年8月24日 10時55分 更新:8月24日 13時9分

 菅直人首相は24日午前、衆院議員会館の事務所で新人議員と2日目の懇談を行い、19人が参加した。出席者によると、首相は「今までの古い体制や官僚の省益を優先する仕組みを壊す力が、自分にとって一番強いメッセージだ」と述べ、代表選で政治主導の確立を訴える考えを示した。

 出席者から「菅首相でなければいけない理由は」と問われた首相は「おかしいところをおかしいと思って立ち向かう姿勢と、物事を作り替える上で必要になる壊すことに対しては、自分は相当力を持っている」と語った。

 参院で野党が過半数を占めるねじれ国会下での政権運営については、「景気対策を含めて(野党と)協議しなければならない」と述べた。

 首相は初日の23日に、「3年後に衆参のダブル選をやればいい」と述べるなど、当面は衆院を解散しない考えを示した。24日の会合でも「3年間じっくり腰を据えてやっていきたい。任期のある3年のスパンで全員で政策を実行していこう」と語り、早期解散を重ねて否定した。

 一方、旧民社党系グループは24日昼、衆院議員会館で会合を開き、代表選への対応を協議した。【影山哲也】

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