2010年8月23日 20時39分
仙谷由人官房長官は23日、BS11の番組「インサイドアウト」の収録で、09年衆院選で民主党が掲げたマニフェスト(政権公約)に関し「野党時代に考えたことを、一字一句修正もできないというのはあり得ない。現実の政治過程に入れば、そんなことはすぐ分かる」と述べ、柔軟に修正すべきだとの考えを示した。
衆院選マニフェストの扱いを巡っては、党執行部が修正に前向きな意向を示す一方、小沢一郎前幹事長を支持する議員らが「原点に返れ」と公約の実行を要求。仙谷氏は「(公約を)守るのがけしからんとか、正しいとか、結論ばっかり議論するんではまずい。発展性はない」と述べ、冷静な議論を求めた。【野口武則】