2010年8月23日 11時30分
【メキシコ市・國枝すみれ】チリ北部アタカマ州の鉱山で5日に落盤事故があり、行方不明になっていた33人全員が地下約700メートルの避難所で生存していることが22日に確認された。避難所には食料や水、通気孔があり、17日間にわたって生存が可能だったとみられる。
救援隊がプラスチックの筒を通して地下に送ったカメラとマイクを通じ、生存が分かった。33人の中で最年長のマリオ・ゴメスさん(63)は「私は大丈夫だ。絶対に全員、生きて帰れると思う」という手紙を地上で待つ妻に送ってきたという。
鉱山の地盤は不安定で、救出には側穴を掘る必要があり、救出までに数カ月かかるとみられる。