尖閣問題を受けて悪化していた日中関係にようやく改善の兆しが見えてきたと思っていた矢先に中国各地で反日デモが相次いで起きた。しかも、以前に起きた北京や上海といった沿岸部ではなく、成都、西安といった内陸部で起きている。現地からの映像を見ていると日の丸が燃やされたり、日本企業の店や日系スーパーが襲われたりと一部で暴徒化している。事態は深刻である。中国政府は一国も早く事態の収拾に動くべきである。
今回の一連の反日行動については、ネット上で呼びかけられて動きが広がって行ったと見られている。デモに参加したのは若者が中心ということだが、参加した理由は反日だけではなく、中国国内で問題化している所得格差や大学卒業生の就職難など中国政府への不満が背景にあるのではないかという指摘がある。
ところで今日放送されたミヤネ屋で、東京で行われた中国に対する抗議デモに関する私のコメントについて、多くの視聴者、読者の皆様からご批判やご意見を頂戴した。自分の真意が十分に伝わらず誤解されかねない発言をしたことについて、視聴者、読者の皆様、実際にデモに参加された方々に対して申し訳ないと思っている。
解説委員としての力不足、勉強不足を感じている。皆様からのご指摘を真摯に受け止めたいと思う。
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