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NHKは8日、大相撲の野球賭博事件をめぐり、報道局スポーツ部の30代記者が取材先の日本相撲協会の関係者に対し、警視庁による家宅捜索の情報を直前に携帯電話のメールで知らせていたことを明らかにした。
NHKは「捜査に支障を与えかねないメールを送ったことは、コンプライアンス上、極めて不適切で、報道倫理の上からも大きな問題がある」とのコメントを発表。また警視庁の捜査幹部は、情報漏えいが「犯罪になるかどうか検討中」とし、既に記者から任意で事情を聴いていることを明らかにした。警視庁は賭博事件捜査の過程で事実を把握したという。
NHKによると、記者は家宅捜索が行われる当日の7月7日午前0時ごろ「あす賭博関連で数カ所が捜索されるようです。ガセ情報だったらすみません。NHKから聞いたとばれたら大変なので他言無用でお願いします」との内容の携帯メールを、相撲協会関係者に送信した。(共同通信)
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