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84歳殺害の容疑者の自室床下に多額現金 被害金をたんす預金か
大阪府吹田市の河内山十一さん(84)が殺害され、預金口座から現金が引き出された事件で、窃盗容疑で逮捕された山崎義久容疑者(52)の同府茨木市橋の内の自宅の自室床板の下から、多額の現金が見つかっていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は、山崎容疑者が、河内山さんのキャッシュカードで引き出した現金計約340万円の大半を“たんす預金”していたとみている。
府警によると、河内山さんは9月19日ごろ、吹田市藤白台の府営住宅の自宅で胸を刺されて死亡したが、20日以降、複数の銀行の河内山さんの預金口座から、まとまった現金が断続的に引き出されていた。
引き出しは、延べ4日間に及び、計13回。キャッシュカードを利用したATM(現金自動預払機)からの引き出しには、限度額が設定されているため、日を変えて何度も引き出す必要があったとみられる。
内訳は、山崎容疑者の親族が住んでいる京都市内からが9回と最も多く、次いで地元の茨木市内など北摂地域で3回、倒産するまで勤めていたカメラ店があった大阪市内で1回だった。
逮捕容疑となった36万円の窃盗は21日夕、京都市下京区のATMで2回に分けて引き出していたという。
府警は、山崎容疑者を逮捕した直後の今月17日夕、3階建ての自宅を家宅捜索し、山崎容疑者の部屋から多額の現金を発見した。家族にないしょで、パチンコやパチスロなど遊興費に使っていたとみている。