ゆりの木歯科医院通信

東京都文京区千駄木のゆりの木歯科医院での取り組み
「元気」「きれい」になるためにやっていることなど

代替医療の真実

2010-10-12 05:59:58 | 医院の取り組み
日本ホメオパシー医学会大会が田町の笹川記念会館で行われました。

 

東京タワーが真近にあります。

昨年10月に、民間ホメオパシー団体に所属する助産師が、
生後に与えなくてはならないビタミンKの代わりにホメオパシーのレメディを与えて、
生後2か月の女児がビタミンK欠乏性出血症による呼吸不全で死亡ました。

これにより、ホメオパシーは日本歯科医師会、日本助産師会、日本薬剤師会などから
医療現場からの排除を訴える談話を発表しました。

しかし、この女児の死亡は、ホメオパシーが原因ではなく、ビタミンKを与えなかったことであり、
たまたま代役を果たすべき治療法がホメオパシーであったわけで、
これが漢方薬などの他の方法でも、結果は同じであると思います。

ですから、ホメオパシー効果を問題にするのではなく、
日本にはホメオパシーに関する医療制度がない点が問題であると思います。
医療国家資格者が必要な標準医療をした上で、必要に応じて
ホメオパシー等の代替医療を行うべきなのです。
ホメオパシーの民間団体の中には、西洋医学を否定しすべての病気を
レメディで治そうとする考えもあります。
これは病の重篤化を招くことになり非常に危険な考えです。
医師・歯科医師・獣医師のみがホメオパシーを行うことができる
フランス、イタリア、ロシアなどでは死亡事故は確認されていません。
そして、ホメオパシーはEU全体で4人に3人が認知しており、29%がセルフケア
として利用しています。
フランスでは40%が保険診療として活用されています。

しかしホメオパシーは、成分の物質性を徹底的に排除することで
エネルギーが高まるといわれており、メカニズムそのものは
現代科学では解明されていません。
それゆえに、信憑性がない、インチキくさいと言われがちですが
そもそも、命や自然治癒力自体が科学で証明できないことです。
ホメオパシーはその人本来の自然治癒力に働きかけ、病気からの回復を
手助けしてくれます。

病を治すのは、医師でもなければ薬でもありません。
それらはきっかけを与えるだけで、最後はその人の治癒力が必要になります。
治癒力は人間なら誰しもが持っているものです。
そしてそれを高めてあげるのが、ホメオパシーや漢方、鍼、気功、アロマテラピー
などの適切な代替医療だと思います。

「医学が進歩しているのに病人が増えているのはなぜか?」
「病気にならないで健康に生きる方法とは?」
これらの問いに対して、現代医学の分野だけからのアプローチでは解決策は見つかりません。
なぜなら現代医学はエビテンス(目にみえるもの、証拠、根拠)のない理論は
受け付けないからです。
それに対し、代替療法は
「人の心のあり方やプロセスと治癒結果」を重視し、ときには
「病との共生」も認め、「人がいかによく生きるか」という深い洞察を示しています。

「病気にならない生き方」を実践するためには
今日の医療常識の枠組みを越えて、代替療法をも取り入れることが必要になってきたのではないでしょうか?

そして
現代医療を否定するのではなく、両者を上手に使い分ける統合医療が
注目されています。

ゆりの木歯科医院も、口腔疾患に対し、
エビテンスに準じた現代医療をしっかり行いながらも、
個人の治癒力を上げ、さらなる効果や癒しを期待すべき
代替医療を取り入れていこうと思っております。

生涯自分の歯で、健康に!魅力的に!

東京都文京区千駄木 痛くない歯医者さん ゆりの木歯科医院HP






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