80年前の演目「国勢調査」小春団治が再演
今年は5年に1度の国勢調査実施年。10月1日の午前0時現在の人口や世帯の実態を調査している。その集計によってニッポンの今が分かり、未来を築く上での基礎資料になるものだ。総務省では調査票の提出を呼びかけている。
これに合わせて80年前に作られた落語の演目「国勢調査」が17日、東京・浜松町の文化放送「メディアプラスホール」で行われた。「二十世紀の新作落語を聴く会」で、3代目桂小春団治(52)によってよみがえった。この演目は国勢調査を広く知ってもらうため、第3回調査の際に大阪市から宣伝員に任命された初代小春団治(1904~74年)が制作、発表したオリジナルのネタだ。
同調査は日本に住むすべての人(外国人を含む)が対象になっている。1920年(大正9年)に第1回が行われ、今回が19回目となる。初代が演じている音源はなく、残されていたのは週刊誌のコピーだけ。80年ぶりにネタを復活させた3代目小春団治は「総務省の依頼でこのネタをやることになり、3カ月前に入手した。落語の形になっていたので、昭和初期の時代背景をそのまま伝えることを心がけました」という。
ストーリーは、地元の名士である医師が調査員になり、各家庭を回って説明しながら聞き取り調査を行うというもの。話が横道にそれてばかりいたり、ややこしい質問で困らせる人。どうでもいいことを延々としゃべりまくるおしゃべりな婦人が出てきたりで、調査員を困らせるという内容。その中にマキでごはんを炊いていたのがガスに変わったとか、四角い箱から声が聞こえてくるラジオの登場にとまどう人たちの様子がしっかり描かれている。
10月1日の午前0時ころに女性ばかりの家に泥棒が入り、調査票にわざわざ自分のことをプラスして書いて帰ったというのがオチ。用紙には「職業は訪問員、勤め先が日本全国、副業は昼寝」と書いてあった。小春団治は「調査員の方は、昔も今もご苦労されているようですね。まだ提出されていない方はお早めに」と話していた。
[2010年10月18日7時44分 紙面から]
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