大阪・難波を拠点とする、AKB48の姉妹アイドルグループ・NMB48が17日、神戸市の神戸国際会館こくさいホールで初めてライブパフォーマンスを披露した。同所で行われたSKE48のコンサートツアー神戸公演に参加したもので、地元・関西での初登場に2500人のファンは大喝さい。歌やダンスに加え、MCではきっちり笑いも取り、で上々のデビューを果たした。
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メンバー決定から、わずか2週間余りで迎えた初のライブパフォーマンス。NMBのメンバーは緊張感に包まれながらも、堂々のパフォーマンスを見せつけた。
コンサート中盤。SKEのメンバーが「マジジョテッペンブルース」を歌唱中、NMBのメンバー26人のうち体調不良の1人を除く25人が制服姿でステージに“乱入”。予告なしのサプライズ登場に、会場は一瞬、戸惑いの雰囲気が流れた後、大きな拍手と歓声に包まれた。
SKEとともに同曲を熱唱した後は、ステージでファンにあいさつ。さらにMCコーナーでは、沖田彩華(15)がけん玉、小笠原茉由(16)が、アニメ「サザエさん」のキャラのモノマネを披露するなど、歌に踊りにお笑いにと3拍子そろったところを十分に見せつけた。
コンサート前の会見では、山本彩(17)が「関西色を押し出して頑張っていきたい」、渡辺美優紀(17)も「大阪パワーをどんどん出していきたいです」と東京のAKB、名古屋のSKEという先輩に対してもライバル意識を見せた。
一方、同席したSKEの松井珠理奈(13)は「関西らしく、すごく元気がいい。私たちも負けてられない」。松井玲奈(19)も「すごく若いなあ、って(笑)。フレッシュですね。でも私たちも違う色を持っているので」と、NMBの始動に刺激を受けていた。