ユニコーン、氣志團、PUFFY、CHEMISTRY、西野カナ(21)ら大手芸能事務所「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」に所属するミュージシャン55組147人が17日、音楽イベント「ベストヒット☆SMA」を行い、東京・渋谷周辺の10カ所のライブ会場をジャックした。10のライブ会場で同時多発的に演奏するという、史上最大の試み。最後は全員がC.C.Lemonホールに集まりイベントのテーマソングを合唱、音楽で心をつないでいくことを誓い合った。
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渋谷周辺をSMA軍団が占拠し、渋谷は“音楽の街”に変わった。
イベントには妊娠中の木村カエラ(25)ら特別な事情がある場合を除いて、ほぼ全所属アーティスト55組147人が集結。2000人収容のC.C.Lemonホールから230人収容のO‐CRESTまで、渋谷周辺の10のライブ会場に分かれて演奏。奥田民生(45)が250人(O‐NEST)の前で歌うという激レアライブもあり、10カ所で計8050人のファンが熱狂した。
一つの街で一日に開催される音楽イベントでは、出演アーティスト数、会場数などどれをとっても、これほど大規模なものは初めて。
C.C.Lemonホールではユニコーンの前に登場した氣志團・綾小路翔が「ユニコーンの歌聞きたいか?渋公(渋谷公会堂=同ホールの旧名)ってのは、10時までに音止めなきゃいけないんだよ!おれたち10時まで全然籠城(ろうじょう)するぜ!」と笑わせ、「One Night Carnival」を熱唱。綾小路らメンバーがPUFFYや木村カエラらの所属アーティストになりきって歌うモノマネ歌唱があるなど、会場は大いに盛り上がった。
同ホールには他の9会場でイベントを行ったアーティストがエンディングに登場。真心ブラザーズの桜井秀俊(42)がプロデュースし、綾小路、国生さゆり(43)らが作詞したテーマソング「ベストヒット☆SMA〜Song Meets Audience〜」を全員で歌い、音楽への思いを伝えていた。