快足が自慢の関学大1年生RB野々垣祐輝
「関西学生アメリカンフットボール、京大0-29関学大」(17日、西京極)
3年ぶりの覇権奪回を目指す関学大が29‐0で京大を下し、開幕4連勝を飾った。1年生のRB野々垣祐輝(関西大倉高)が快足を飛ばし、29ヤードのダメ押しTDを決めるなど“伝統の関京戦”に完勝し、30日(大阪・長居陸上競技場)の立命大との全勝対決へ弾みをつけた。立命大も35‐0で神戸大を退け4連勝。
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あっという間に相手のディフェンス陣を置き去りにした。チームでベスト5に入る快足を飛ばし、エンドゾーンまで29ヤードを疾走。1年生の野々垣がTDを決め、京大にとどめを刺した。
中学ではサッカー部に所属したが「足の速さを生かせるスポーツがやりたい」と、高校からアメフットに転向。秋季リーグは開幕から4試合すべてに出場し、2日の甲南戦で初TDを決めた。「試合に出るたびに成長を実感します」と、今が“伸び盛り”の19歳だ。
鳥内監督は「とにかく速い」と称賛し、立命戦での起用も明言。優勝を争う最大のライバルを倒す“切り札”に指名した。野々垣は「ずっと立命戦に向けてやってきた。学年は関係なく、チーム一丸となって勝ちたい」と闘志満々。大一番でも臆することなく、フィールドを縦横無尽に駆け抜ける。
(2010年10月17日)