大久保復帰も不運なレッド

　神戸のＦＷ大久保嘉人が左ひざ手術から丸２カ月ぶりのリーグ復帰戦で、不運な退場処分を受けた。後半３９分、ボールのない場面で横浜ＦＷ小野の背後を歩いた大久保の左足が、小野のかかとに接触。これが副審に乱暴な行為とみなされレッドカードとなった。

　試合後はマッチコミッショナーによる事情聴取を１時間にわたって受けた。大久保によると、衝突を避けるため、内側に入れようと上げた足が当たっただけと弁明。Ｊ１通算１０度目の退場処分に「今までもいろんな退場処分を受けたけど（自分に対する悪い）イメージでカードを出されたら困る」と大久保。クラブ側もＪリーグに意見書を提出する方針だが、一方で大久保は「レッドはレッドなんで…」と次節の名古屋戦の出場停止を覚悟。ＤＦ河本の退場も重なるなど降格圏の１６位から抜け出せない苦しい状況が続く。