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大阪・梅田ピカデリー、閉館決定…来年1月16日で

閉館が決まった梅田ピカデリー

 大阪・梅田の名門映画館として親しまれた梅田ピカデリーが来年1月16日をもって閉館することが18日、運営する松竹から発表された。梅田では東宝の北野劇場、東映の梅田東映会館がともに2002年に閉館し、シネコンへ姿を変えた後も松竹の直営館として人気があった。

 「時代の流れ。JR大阪駅にできるシネコンへシフトするため」と松竹映画興行部の坂本光也さん(55)は説明。来春改装工事が完了するJR大阪駅に東宝、東映と大手3社で共同出店するシネコン「大阪ステーションシティシネマ」へ軸足を移すという。3社が共同出店し、03年に完成した「札幌シネマフロンティア」は全国屈指の動員力を誇る映画館へ育った。「大阪ステーションシティシネマ」はJR大阪駅ノースゲートビル11、12階に入り関西最大級12スクリーン、2500座席を計画している。

 大阪市北区太融寺町にある梅田ピカデリーは400〜600人規模の4スクリーンを備え、1980年にオープン。松竹の関西地区の主力映画館として運営されたが郊外型だったシネコンが都心にも進出するようになり、効率的運営ができなくなっていた。梅田ピカデリーはテナントで入るため撤退後の用途は未定。サヨナラ興行などは採算面の問題から予定していないという。

[ 2010年10月19日付 ]

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