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◆J1第26節 横浜M1─0神戸(17日・日産スタジアム)神戸のFW大久保嘉人(28)が、左ひざ手術から2か月ぶりに復帰した横浜M戦の後半39分に、高校生FW小野裕二(17)と激しく接触。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)の視察する中、まさかの一発退場を食らった。通算10回目の退場は歴代単独3位。因縁の相手となった小野は、クラブ史上最年少、Jリーグ歴代6位なる17歳9か月25日でのリーグ戦初得点を決めた。首位・名古屋は新潟に1―4で敗れた。2位・鹿島との差は8のまま。最速で11月7日の鹿島戦で初優勝が決まる。
さんざんな復帰戦となった。FW大久保が8月14日湘南戦以来、約2か月ぶりの先発復帰戦で一発退場を食らった。後半39分、横浜MのFW小野と足が交錯。小野が大きな声を上げで倒れると、レッドカードを出された。「審判は見ていたと言ったが、見てなかった」と抗議したが、判定は覆らず。通算10回目の退場となり、歴代単独3位という不名誉な記録を打ち立てた。
試合後マッチコミッショナーから約30分間の事情聴取を受けた大久保は、「あれでレッドなら、全員レッド。イメージで判断されると困る。家族もいるし」と不満をぶちまけた。暴れん坊のイメージも最近は落ち着き、08年4月の東京V戦以来2年半、退場を受けていなかった。「今まで退場したときは、抗議してもある程度納得してきたけど、今回はわざとじゃない」と納得がいかなかった。
今季は復帰戦にツキがない。4月17日の仙台戦。左ひざの負傷明けで3戦ぶりの出場となったが、出場2分で相手DFの腕が顔面に入り鼻骨を骨折した。
神戸は、叶屋社長が18日にもJリーグの審判委員会に質問状を提出することを明かした。しかし少なくとも1試合以上の出場停止は避けられない見通しで、降格圏で苦しむ神戸にとっては大打撃となった。
◆J1の退場回数
〈1〉13回 MFストイコビッチ(名古屋)
〈2〉11回 DF古賀(磐田)
〈3〉10回 FW大久保(神戸)
〈4〉9回 DF松田(横浜M)
〈5〉8回 DF波戸(横浜M)、MF戸田(草津)
※所属は現所属
(2010年10月18日10時33分 スポーツ報知)