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【スポーツ】選手と異例の業務委託契約 山口、国体で好成績求め2010年10月18日 20時56分 来年の国体を開催する山口県の成年選手に参加資格の疑義が生じた問題で、山口が県外から受け入れた一部の特別強化選手と、国体で好成績を挙げるなどの業務を委託する契約を結んでいることが18日、関係者の話で分かった。日本体協幹部は「聞いたことがない事例」と話した。20日の第三者委員会で資格問題を調べる。 山口県体協によると、該当選手は国体向けに設立されたクラブなどに登録する30人程度で、主に練習環境が整う県外に活動拠点を置く。県内のジュニア選手育成や他県の戦力分析も業務に含まれる。2010年度は総額約8千万円を支給するという。 山口県体協関係者は「地方の実情もあり、強化の基本的な形は他県と変わらない。委託契約は企業スポーツの休廃部も影響がある」と説明した。県内に受け皿となる企業が少ないための措置とみられる。日本体協幹部は「これまで一般的だった企業などとの雇用関係がなく、強化の委託契約だけで生活実態がないのが問題」と指摘した。 (共同)
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