NHK福岡のニュース　福岡放送局

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”技術者”不法就労で逮捕

飯塚市のＩＴ関連会社の社長ら４人が「ＩＴの技術者」として入国したカンボジア人の男３人をスーパーで違法に働かせていたとして出入国管理法違反の疑いで警察に逮捕されました。
警察は４人のうちの１人がブローカー役となって海外から労働者をあっせんしていたものとみて捜査を進めています。
逮捕されたのは▼飯塚市のＩＴ関連会社、マルテックの社長でマレーシア人の林維毅容疑者（３９）と、▼久留米市などにスーパーを展開する「くるめチマキヤ」の社長、宮崎貴吏容疑者（４０）、それに▼飯塚市のスーパーの社長、酒井優容疑者（３１）ら４人です。警察の調べによりますと林社長ら４人は、去年１２月、マルテックの「ＩＴの技術者」として入国したカンボジア人の男３人にくるめチマキヤのスーパーで野菜の袋詰め作業などの資格外の労働をさせたとして出入国管理法違反の不法就労助長の疑いがもたれています。警察の調べに対し林社長ら３人は「在庫管理の勉強のために紹介した」などと容疑を否認し宮崎社長は容疑を認めているということです。
警察は４人が当初から外国人に不法就労させる目的だったとみて捜査していますがその後の調べで、酒井社長がカンボジア人をあっせんしていた疑いのあることがわかりました。
関係者によりますと、酒井社長はカンボジアで現地の人に日本語を教えていたことがあるということで、警察は酒井社長がブローカー役となり、林社長の会社で働くＩＴ技術者として教え子のカンボジア人を入国させていたとみてさらに調べを進めています。
警察や入国管理局によりますと、不法就労にＩＴ技術者のビザが使われるのはきわめてめずらしいということです。

10月18日　12時41分

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