習氏、次期中国最高指導者に確定 12年党大会で交代へ【北京共同】中国共産党の第17期中央委員会第5回総会(5中総会)は18日、政治局常務委員の習近平国家副主席(57)=序列6位=が中央軍事委員会副主席に就任することを決め、4日間の日程を終了、閉幕した。国営通信の新華社が伝えた。習氏は軍の重要ポストに就くことで、胡錦濤国家主席(67)=同1位=の後継者として次期最高指導者になることが事実上確定した。 習氏は2012年の第18回党大会を経て胡氏が兼務している党総書記を継ぎ、翌13年春の全国人民代表大会(全人代)で国家主席に選ばれる見通し。胡氏が兼ねている軍の最高ポスト、中央軍事委主席の交代は2年程度ずれ込む可能性もある。 習氏は新中国成立後の「革命第5世代」と呼ばれ、同世代の李克強副首相(55)=同7位=も13年の全人代で温家宝首相(68)=同3位=の後を継ぐとみられる。習氏は党内や軍から幅広い支持を得ており、今後は党、国家、軍の最高権力を掌握している胡氏から習氏に党内の求心力が移っていくことが予想される。 5中総会は、新中期計画「第12次5カ年計画」の基本方針も決定。総会コミュニケは国際協力を進め、主権保護にも力を入れると強調した。 【共同通信】
|