本文へメインメニューへ
ここから本文です

ハート ネット ピープル

日本で初めての「リカバリー・パレード」!

以前、特設サイト「Just For Today ~今日一日を生きる~」にもメッセージを寄せてくれた、リカバリー・パレード「回復の祭典」準備委員会の方々。アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症や、うつ病や統合失調症など心の病から回復の道を歩んでいる人たちが集まって運営されていますが、いま、9月23日に新宿で行うパレードに向けて準備の真っ最中。番組班はその模様を取材中です! 担当ディレクターがレポートします。

「Just For Today ~今日一日を生きる~」メッセージはこちら


【映像】「リカバリー・パレード」準備委員会のようすを取材しました。

(文=取材ディレクター・細見明日子)

リカバリー・パレードの歴史は、10年前のアメリカにさかのぼります。2000年、コネチカット州の団体CCAR(依存症回復のためのコネチカット・コミュニティ)が、"回復の姿を示す"ために、州都の近くを歩こうと人々に呼びかけたことが始まりでした。その後、こうした動きは全米に広がり、現在では政府が毎年9月を「リカバリー・マンス(回復月間)」と定め、各地でさまざまなイベントが行われています。
この回復月間にあわせて、日本でも同様のパレードを行おうと集まったのが、「リカバリー・パレード『回復の祭典』準備委員会」です。メンバーたちはそれぞれ、アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症や統合失調症・うつなどの心の病に苦しみ、そこから適切な医療や自助グループにつながることで、回復の道を歩んできました。その姿を見せることで、依存症や心の病からの回復は可能であり、希望と喜びであることを多くの人々に知ってもらいたいと願っています。

こうしたパレードが日本で行われるのは初めてのことです。前例のない中、メンバーたちは力をあわせ、一つ一つ手探りで準備を進めてきました。
先月には、ハートネットでもおなじみのセクシュアルマイノリティーのイベント「第7回東京プライドパレード(多様な性を考えるサイト「LGBT特設サイト-虹色-」内に記事があります)」を見学に行き、一緒に歩きながら、隊列の組み方や、どのようなメッセージを読み上げているのかなどを参考にしてきたそうです。中でも一番印象に残ったのは、何よりも"歩いている本人たちが楽しそうだった"ことだといいます。リカバリー・パレードでも、まずは自分たちが回復を喜んでいる姿を見せたいと、はりきっています。

当日は、当事者だけではなく、家族や友人、支援者なども大勢参加する予定です。9月23日、あなたも一緒に新宿を歩きませんか?

リカバリー・パレード「回復の祭典」(別ウィンドウ※クリックするとNHKのサイトを離れます。)

※「福祉ネットワーク」では、本番に向けて準備を進めるメンバーたちのようすを取材しました。10月19日に「わたしたちの"回復"-日本初 リカバリー・パレード-」と題してお伝えします。ぜひご覧ください!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://cgi2.nhk.or.jp/cgiblog/tb.cgi/26918