東京大医科学研究所(東京・港)は15日、記者会見を開き、2008年に臨床研究でがん治療ワクチンを投与した膵臓(すいぞう)がんの患者が消化管出血を起こしたことについて「病気の進行に伴う自然経過」と説明した。この患者への臨床研究は中止したが、「病院単独で実施した臨床研究だった」としている。
同研究所によると、付属病院で進行した膵臓がん患者に投与したが08年12月に消化管から出血。膵臓がんに伴う出血と判断したが、最終的に治験審査委員会に「因果関係は否定できない」と報告したという。
同研究所は「出血例は(08年初めに)研究者の間で情報共有していた。消化管出血は膵臓がんでは少なからず起こりうる。今後も積極的に患者に分かりやすい情報を発信し、先端的な臨床研究を進めたい」とした。
厚生労働省は「単独の臨床研究なら他施設への報告義務はないが、情報が研究者間で十分に伝わっていたか確認したい」としている。
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