東京大学医科学研究所が開発したがんペプチドワクチンの臨床試験をめぐり、医科研附属病院で2008年、被験者に起きた消化管出血が「重篤な有害事象」と院内で報告されたのに、医科研が同種のペプチドを提供する他の病院へと知らせていないことがわかったと報じられたことが嫌気材料に。
このペプチドは医薬品としては未承認で医科研での臨床試験は主に安全性を確認するためのものだったという。
医科研ヒトゲノム解析センター長の中村祐輔教授がこのペプチドを開発し、オンコセラピー・サイエンスは同氏が創設者、同氏の癌遺伝子の研究成果をもとに研究開発を行っているため、連想感が波及しているもよう。
マザーズのオンコセラピー・サイエンス(4564)の株価は10時43分現在、25,100円安の159,000円。
一時は、144,100円でSTOP安に。
[NSJショートライブ 2010年10月15日 10時43分 更新]
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