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2010-02-25 10:36:45

仁徳天皇陵を世界遺産に!

テーマ:堺の歴史と名所

世界最大の墓、仁徳天皇陵。


2008年の9月に仁徳天皇陵を含む百舌鳥古墳群・古市古墳群が世界遺産の国内暫定リスト※に登録されました。(※将来ユネスコに世界遺産申請をする前準備の段階)


私は「仁徳天皇陵の世界遺産登録」を強く支持します。


それはただ単に「自分が堺市民で、世界最大の墓が地元にあることを誇りに思うから」といったようなものではなくて、世界遺産に登録されることが関西の活性化に繋がると考えているからです。


現在関西にある世界遺産は以下の通り。


1.法隆寺地域の仏教建造物(奈良)

2.姫路城(兵庫)

3.古都京都の文化財(京都)

4.古都奈良の文化財(奈良)

5.紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山・奈良・三重) ※登録順


京都や奈良の文化財は確かに素晴らしいのですが、経済の規模を考えるとやはり大阪。外国人観光客に大阪にお金を落としてもらうことで大きなお金の渦を作り関西に広げたいのです。(残念ながら姫路や奈良からでは関西全体に波及しません・・・)


そこで、この仁徳天皇陵の出番です!


クフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵と並ぶ「世界三大墳墓」と称され、その中でも墓の面積は最大です。※堺市ホームページ 参照



ピラミッドより大きい墓って、凄いインパクトがありませんか!?



これは世界遺産登録されれば、きっと人気スポットになる!と思うのですが、課題もたくさんあります。。


まず、大きすぎるがゆえに特徴である美しい前方後円形が把握しにくいということ。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

百舌鳥古墳群の上空写真(一部のみ) 中央上部が仁徳天皇陵。


地上から見ようと思うと、堺観光ガイド で紹介されている「よく見えるポイント」からでもかなり無理があります汗

永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

堺市役所高層館21階展望ロビーから。うーん、森ですね。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

JR百舌鳥駅南側の陸橋の上。 よく見えるポイント・・・。


結局、地上から一番満喫できるスポットはここ↓だったりします。


永藤英機の「堺から日本を元気にする」ブログ

正面の「拝所」。 もはや山ですが、鳥居前には砂利が敷き詰めてあって神聖な雰囲気です。


とはいえ、やはり前方後円墳の形を見たいわけで、それを叶える手段は今のところ観光客にはありません。現在、堺にわだに村 というNPO法人がヘリコプターで堺観光を計画していてまだ実験段階のようですが、今後正式に運用が開始されれば一筋の光が見えそうです。3/30の運行で一人18,000円とのことなので、1万円くらいなら観光客も気軽に利用できるかもしれません。


2つ目の問題は、これが深刻なのですが、堺市と地域に世界遺産を受け入れる体制が整っていないように思えることです。「とりあえず世界遺産にしておけばなんとかなる」という雰囲気と言うか、本気度が伝わらないというか、、


私は、仁徳天皇陵を「がっかり世界遺産」にはしたくありません。


せっかく観光客に来てもらっても、地域にしっかりした受け入れる体制が無ければ返ってマイナスイメージを与えかねません。森しか見えない観光スポットではなく、前述のヘリコプターのような観光要素を用意するとか、お土産グッズを作るとか(驚くことに、現在仁徳天皇陵をモチーフにしたキーホルダーでさえありません!)、外国人観光客向けに英語ができるガイドを置くとか、仁徳天皇陵を周る観光バスを走らせるとか。仁徳天皇陵周辺の店も特にアピールすることも無く、観光客はただ見て、土産も買わずに帰るだけです。お土産を買うという行為も、観光客が楽しみにしている一つだと思うのですが。。。


これらのことは世界遺産になってから考えるのではなく、前もって準備しておかなければ間に合いません。もしかしたら水面下で着々と計画は進んでいるのかもしれませんが、イマイチ見えてこないもので心配しています。


そして最後の問題、それは仁徳天皇陵は宮内庁管轄の皇室私有地であるということ。


この為に世界遺産の登録基準である「文化財の指定」は受けておらず、更に調査でさえも禁止されています。ここまでの文章であえて「仁徳天皇陵」と書きましたが、実は発掘調査が禁止されているため本当に仁徳天皇の墓かどうか分かっていません。そんな理由で、私が小学生の頃は仁徳天皇陵と習ったのですが今では「大仙古墳」と教えているようです。。世界遺産に登録されようとしている墓が、調査できず誰のものかも分からないなんて、不思議な話です。大阪府、堺市と宮内庁の話し合いは続いているようですがなんとか門戸を開いてもらいたいものです。


以上、仁徳天皇陵の世界遺産登録に対する私の想いを綴ってきましたが、他にも伊丹廃港やWTCへの府庁移転、カジノ誘致等も、私は全て「関西の閉塞感を打ち破るために必要な手段」だと考えています。もしそれら無くして今後も関西が低迷することなく発展できるなら、固執しません。今はアイデアを色々と出し合って、「何が関西にとって最良のカンフル剤となるのか」を真剣に考える時期だと思います。


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2010-02-24 10:44:02

関西の航空を考える勉強会 @泉佐野

テーマ:地域活動と勉強会

昨晩は泉佐野で開かれた「関西の航空を考える勉強会」に参加してきました。


この会は伊丹市議会議員の杉一(すぎはじめ)氏が発起人で、今回が1回目。

関西三空港の問題は、それぞれの地元の感情的な部分もあってなかなか進展が難しいのですが

そんな中で関西全体の視点から空港問題を考えようという素晴らしい試みです。


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今回は泉佐野で市長を6期24年間も務め、関西国際空港の計画から見てこられた

向江昇(むかえのぼる)氏を講師に迎えて行われました。



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向江元市長から関西国際空港が開港するまでの経緯、開港後の経過の説明があり

その後、質疑応答という流れ。

地元の泉佐野市議会議員を始め、空港問題に直面する伊丹、豊中、神戸の各市議も参加されておりそれぞれの立場から意見が交わされました。


今回スタートしたこの会は、今後も幅広い講師を招いて続ける予定ということなので

地元だけの利益や既成概念にとらわれることなく、大きな視点で考える良い機会になりそうです。


尚、現在の私の立場としては 伊丹廃港に賛成 です。


理由は大きく分けて2つあります。


1.関西を閉塞感から救うには24時間空港である関空の活性化が必要であり、関空に降り立った外国人観光客がそのまま国内線で日本の各都市に移動できるようにしたい。(現在は国内線は伊丹の比重が高く不便である。また、伊丹空港は7~21時しか離発着できない)


2.伊丹空港周辺は高さ制限が厳しく、その範囲は梅田はもとより大阪城があるOBPまで及び、空港があること自体が都市計画の妨げになっている。空港廃港後は跡地を含めて有効な土地活用が期待される。


もちろん課題もあり、いくら便利になっても関西に魅力がなければ外国人観光客は増えないと思われるため、都市魅力に重点を置いた政策を考えなくてはいけないことや、京都や兵庫、北摂からのアクセス改善も条件となります。また、関空は現在1兆1千億もの有利子負債を抱えており、これが高額の着陸料にも繋がっています。全額国の出資で作られた成田空港と違い、株式会社として巨額の負債を抱えてスタートした経緯があり、この負債を減らすよう国に直訴したいところ。


一方、伊丹は存続を訴えるなら自らも血を流す覚悟が必要です。例えば、21時までの離発着規制を放棄するとか国の税金で支払われている「環境対策費」や「騒音対策費」を受け取らないなど。(元々関空の計画は騒音問題で苦しむ伊丹廃港が前提だったが、関空が開港する直前に「騒音問題は緩和された」等として地元が存続を要望)

ただ「今が便利だから」というだけでは結局関西全体の閉塞感を打ち破れず衰退の一途を辿ります。伊丹やその周辺自治体だけ良くても、大阪や兵庫が破綻しては意味がありませんし、日本が沈没してしまっては元も子もありませんので未来をしっかり見据えて議論を行うべきです。


関西三空港の問題は私にとって大きなテーマですので今後も取り上げていきたいと思います。


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2010-02-23 09:49:03

堺のお土産 【壱】

テーマ:堺の土産

週末に刃物ミュージアム で見つけたもの。


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刃物の町、堺ならではのキーホルダー! 切れません(笑)


手作りということで形は一つ一つ違います。


堺には他にも色々面白い(?)お土産があるので

これから紹介していきたいと思いますキラキラ



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2010-02-22 12:52:36

河盛安之助

テーマ:堺の歴史と名所

戦前戦後の29年間に渡って堺市長を勤め、今日の堺を作り上げた人物です。


堺で古くから日本料理屋を営まれている方から「素晴らしい市長さんだった」と聞いておりネットで検索してみたのですが、wikipedia(ウィキペディア)にも載っておらず堺の中央図書館で探していたところ、先日3度目の訪問にしてようやく発見。


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『河盛安之助九十年の歩み』 達筆すぎて気付きませんでしたあせる


この本は河盛安之助氏が亡くなる直前に、当時の堺市長・我堂氏が編集に携わって

河盛氏の言動や活躍をまとめたもの。


昨晩一気に読んでしまい、心に残ったのは彼が「政治家の鑑」であったということ。


幾つか抜粋すると・・・


「市政の目的は、今日の処理であると共に、明日への建設であります。即ち明日の堺市をいかに建設するかということが、為政者として最も苦心の存するところであると考えるのであります。」


「吾等の堺、吾等の郷土のために、断じて行えば鬼神もこれを避くるという信念をもって、全熱情を傾倒したいと存じます。」


「府県並みの扱いを受ける政令都市を形成し、一は以て偉業を残した祖先の霊に応え、一は以て後世子孫に偉大な遺産を贈りたいと思います。これが吾々現堺市民の義務であり、責任であると信じて疑わんのであります」


文章を読むだけで胸が熱くなり感動が込み上げてきます。。

今の政治家でここまでの信念を持って取り組まれている人が一体どれだけいるでしょうか。


特に最後の「一は以て偉業を残した祖先の霊に応え、一は以て後世子孫に偉大な遺産を贈りたい」という箇所は今を生きる私たちにとってとても重要だと思います。祖先が命を掛けて日本を創り上げてきたおかげで今の我々が存在し、豊かな日本で暮らすことができています。私たちはこれを浪費するばかりではなく、後世の人々にもより大きな価値のあるものを残さねばなりません。


河盛安之助氏が亡くなったのは1976年7月。

奇しくも私が生まれた年月と一致します。


私は偉大な先人の志を受け継ぎ、全熱情を傾倒し、

明日の堺を、大阪を、日本を建設しなければいけないと深く胸に刻みました。


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2010-02-21 18:47:57

ブログ始動!

テーマ:プロフィール・その他

こんにちは、永藤英機です!

「堺から日本を元気にするブログ」、本日から始動します。


タイトルの写真は堺市役所21階展望ロビーからの堺の眺めです。

堺から日本を元気にするブログ

堺市役所 (右側の建物)21階から堺が一望できます(入場無料)


ここから眺めることができる歴史と伝統ある堺の街を地域から盛り上げ、

そのパワーを大阪、そして日本に波及していけるように頑張りますビックリマーク


【プロフィール】

1976年7月13日 兵庫県の芦屋に生まれ、堺(泉北)、
     加古川と子供時代を関西各地で過ごす
1999年 大阪府立大学卒業
1999年~2005年
     株式会社オービックにてSEとして勤務
2006年 株式会社マキシマイズ設立
     ファイナンシャルプランナーとして
     「お金の教育」ビジネスの構築を目指す
2008年~
2009年 地方都市の現状を自分の目で
     確認すべくバイクにて47都道府県を訪れる
2009年 大阪と世界の大都市を比較するために
     14カ国18都市を訪問、大阪の可能性を再認識

・日本ファイナンシャルプランナーズ協会 所属
・関西若手議員の会 所属
・自民党政治スクール「なにわ塾」2期卒業生
・林英臣政経塾 5期生

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