「少女時代に学べ」
人気女性アイドルグループの少女時代が日本市場に「新韓流ブーム」を巻き起こしている中、経済界では最近、「少女時代経営論」まで飛び出した。長期間にわたるレッスンやトレーニングでスキルを蓄積、力強く積極的なグローバル経営で満足できる結果を生み出している少女時代の成功ノウハウを、韓国企業も手本にしようという意見だ。
サムスン経済研究所は14日、「アイドルグループが率いる新韓流時代」という報告書を発表、「資源面で絶対的に劣勢な中で、韓国のアイドルグループが世界的な人気を謳歌(おうか)しているのは、グローバルな競争を展開している韓国企業にとって示唆するところが大きい」と、少女時代やSUPER JUNIOR(スーパージュニア)、KARA(カラ)など人気アイドルグループの成長過程に注目するよう提言した。同経済研究所のチョン・テス上級研究員は「新たな変化を模索する企業も、チャレンジ精神を発揮し、綿密な計画や準備でリスクをコントロールしながら、成功体験を蓄積していくことが重要」としている。
一方、日本の有力経済週刊誌「日経ビジネス」はこのほど、「次のサムスンはここだ 知られざる韓国急成長企業」という記事で、注目に値する韓国の次世代企業と少女時代の共通点を取り上げた。
少女時代のマーケティングに積極的な企業もある。KTB投資証券のチュ・ウォン代表は、簡易投稿サイト「ツイッター」内の少女時代ファンの集まり「少時党」に加入、若いユーザーたちと「ツイート」でやり取りし、共感を築いている。同社では「『少時党』のおかげか、最近若いお客様が増えている」と話している。
証券会社が発行している投資報告書でも、少女時代の名前は欠かせない。少女時代が所属しているSMエンターテインメントの投資報告書には、「少女時代の海外進出により恩恵を受けることが期待される」という証券会社各社の分析内容が並んでいる。事実、少女時代の成功で最近、SMエンターテインメントの株価も上昇傾向にある。
イ・ジェソル朝鮮経済i記者