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【社説検証】金元工作員の来日 救出へ結集を訴える産経、読売は特別待遇に疑問も (2/4ページ)

2010.8.2 08:21
このニュースのトピックス北朝鮮拉致事件
横田めぐみさんの母、早紀江さん(右)の手を握りながら話す金賢姫元工作員=7月22日、東京都内のホテル(政府拉致問題対策本部提供)横田めぐみさんの母、早紀江さん(右)の手を握りながら話す金賢姫元工作員=7月22日、東京都内のホテル(政府拉致問題対策本部提供)

 めぐみさんの母、早紀江さんが金元工作員に「絶対、元気で生きていますよ」と励まされ、「勇気をもらった」と話したことを紹介した産経は「拉致問題解決に直接結びつく有力な手がかりは得られなかったが、被害者家族が勇気づけられた意義は小さくない」と論じている。

 拉致問題の膠着(こうちゃく)状態を考えれば、被害者家族に元気を与えただけでも大きな成果だろう。

 一方、今回の金元工作員の来日には問題点があるとの指摘もあった。

 金元工作員は韓国で死刑判決を受け、その後特別赦免となった元死刑囚である▽日本の入管難民法では入国は認められないのに上陸許可が出された▽大韓機事件で日本人名義の偽造パスポートを使った旅券法違反の疑いがあるが、日本警察当局は事情聴取を見送った−などだ。

 読売は、警察は本来なら事情聴取すべきだとの見解を示し、「こうした措置が国益にかなうという政治判断はあり得るが、その理由については、政府として詳しく説明すべきだろう」と法治国家の道理からみた疑問を提示した。

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横田めぐみさんの母、早紀江さん(右)の手を握りながら話す金賢姫元工作員=7月22日、東京都内のホテル(政府拉致問題対策本部提供)

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