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【社説検証】金元工作員の来日 救出へ結集を訴える産経、読売は特別待遇に疑問も (1/4ページ)
このニュースのトピックス:北朝鮮拉致事件
大韓航空機爆破事件(1987年)の実行犯である金賢姫元北朝鮮工作員の来日(7月20〜23日)は連日大きく報道され、産経、毎日、読売、東京の4紙が社説で取り上げた。
4日間の日本滞在中、金元工作員は北朝鮮での日本語教育の教師役だった田口八重子さんの家族や横田めぐみさんの両親ら多くの拉致被害者家族と面会している。日本政府はチャーター機を用意し、ものものしい警備を敷いた。
4紙とも、金元工作員が日本政府関係者に「田口さんと暮らした1980年代初め、同僚の女性工作員を通じて、めぐみさんにも会った」と証言したことに言及している。
産経は21日付主張で「さらに詳しい状況が両親に伝えられ、救出のための何らかの手がかりが得られることを期待したい」と被害者家族の切実な思いを代弁していた。東京は金元工作員に対し「どのような情報でもよい。知っていることはすべて両親に伝えてほしい」と訴えた。
しかし、金元工作員と拉致被害者家族らとの一連の面会の結果については産経だけが25日付主張で取り上げた。