個人トップでゴールする拓大のジョン・マイナ=国営昭和記念公園
「箱根駅伝予選会」(16日、東京・陸上自衛隊立川駐屯地〜国営昭和記念公園)
20キロのコースで行われ、拓大、国学院大など9大学が、来年正月の箱根駅伝への出場を決めた。予選会は各校上位10人の合計タイムにより6校を選び、拓大がトップ通過(10時間11分39秒)したほか、2位・国学院大、3位・帝京大、4位・中央学院大、5位・上武大、6位・東海大が本戦出場を果たした。残り3校は関東インカレでのポイントを併用し、7位に日大、8位に神奈川大、9位に専大が入った。大東大は11位に終わり、連続出場が43でストップした。
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拓大が合計タイムで2位に4分以上もの差をつけてトップ通過、2年連続の本戦出場を決めた。4年前の箱根駅伝で亜大を初優勝に導き、今年2月に就任した岡田正裕監督は「予定通りの結果。予選会に出た中で、ウチが一番、練習量が多かった。ここは通過点」と胸を張った。
原動力は1年生のジョン・マイナ。スタートから飛び出すと、日大・ベンジャミンとのデッドヒートを制して、個人トップでゴールテープを切った。エースは「エキデン?楽しい。1番になることを考えて走った」と、まだ慣れない日本語で笑顔を見せた。
元格闘家で拓大レスリング部監督の須藤元気氏も応援に駆けつけた。陸上部とは出げいこをするなど以前から交流があるといい、「1年でガラリと変わった。ボクも岡田監督から合宿の方法を教わりたい」と話した。
(2010年10月16日)