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かおる姫、初V王手!来季シード権かけ決戦

 レシーブに走る菅山かおる。敗者復活戦で勝利し準決勝へ進む(撮影・田村亮介)
 レシーブに走る菅山かおる。敗者復活戦で勝利し準決勝へ進む(撮影・田村亮介)

 「ビーチバレーペボニア杯第3日」(16日、ファミリーオ館山)

 ツアーランキング6位の駒田順子(31)=ポイント、菅山かおる(31)=WINDS=組は敗者復活2回戦を勝ち、続く準決勝でも既に今季の総合優勝を決めている田中姿子(エコ計画)溝江明香(産業能率大)組を破って決勝に進出した。菅山が国内ツアー大会の決勝に進むのは初めてで、駒田とのペアとしても初。17日の決勝はともに今季初Vを懸けて、今季限りで引退を表明している元五輪代表の楠原千秋、三木庸子組(フリー)と対戦する。

  ◇  ◇

 迷いのない笑顔が、急上昇の秘けつだった。敗者復活2回戦、そして準決勝。鮮やかに格上を連破した。菅山は「最後まで集中力が切れなかった」と勝因を挙げた。

 今季途中にペアを結成。7月のツアー第3戦で4位になったが、以降は5→5→7→7位と低迷。負けてはその場で話し合い、駒田が号泣するのは“恒例行事”に。試行錯誤を重ねて臨んだ最終戦だった。

 「負けて何かが違うと思った。気持ちの持っていき方や、作戦をそこまで詰めてやっていなかった。気付くのが遅かったけど、こうやったら勝てる」(菅山)。泣くほど本気で話し合った成果は最後に実を結んだ。

 2人のランキングは現時点で6位。優勝なら浅草ペアを抜いて5位に浮上する。3位の楠原、三木組が引退するため、決勝は上位4チームに与えられるシード権獲得がかかる一戦になる。

 WINDSの西村社長は来季について「白紙。大会後に2人で話し合う」とした。一気に優勝となれば、ペア存続の目もある。「2人で楽しんで優勝したい」。姫がビーチ初タイトルを狙う。

(2010年10月18日)






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