中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

マリナーズ新監督にウェッジ氏 前インディアンス監督

2010年10月17日 紙面から

 【シアトル=ジョン・ヒッキー】イチロー外野手(36)が所属するマリナーズの新監督に、昨季までインディアンスの監督を務めたエリック・ウェッジ氏(42)が就任する見込みであることが明らかになった。面談を終えていた前ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏の落選は決定的。マリナーズは成績不振を理由に日系4世のワカマツ監督を8月に解任。ブラウン監督代行の下で残りのシーズンを戦ったが、最終成績はリーグ最低の61勝101敗。ウェッジ氏は2003年から昨季までインディアンスの監督を務め、7年間の通算成績は561勝573敗。07年にはア中地区を制した。

 正式就任となると、昨オフにマリナーズに加入し、今季途中に精神的な問題から一時戦列を離れたミルトン・ブラッドリー外野手(32)との関係が注目される。ウェッジ氏がインディアンス監督2年目だった04年の春季キャンプ。同氏はオープン戦で怠慢な走塁をしたブラッドリーを試合途中で交代させた。これをきっかけに、同選手は同氏を批判するTシャツを着るなどし、開幕直前にドジャースにトレード。このとき、ウェッジ氏は球団首脳に「彼(ブラッドリー)か自分か」と迫ったという。今回の監督要請を受けるに当たり、同氏は「今度はうまくやってみよう」と気が変わったのかもしれない。

 インディアンスでは、キャンプ中の練習後の午後のゴルフ大会に参加せず、夕食時でもユニホーム姿で研究をしていたというウェッジ氏。リーグ最下位に沈んだマリナーズをどんなチームに変ぼうさせるのか、目が離せない。(AOLファンハウス記者)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ