食事中、「もっと行儀(ぎょうぎ)よく食べなさい」って、しかられたことはない? そんなとき、「ちょっとくらい、いいじゃない」なんて思ってはダメ。習慣(しゅうかん)って、こわいんだよ。「ちょっとくらい」がつみかさなると、すっかり自分のスタイルになってしまう。
おとなになってからも、みっともない食べ方をしてたらどうだろう。食べ方を見れば、その人のすべてがわかる、といわれるくらい、食べるときのマナ−はたいせつなことなんだ。
マナ−といっても、ごはんをこぼさないで食べるとか、食事のときの礼儀作法(れいぎさほう)だけじゃない。料理をつくってくれた人に感謝(かんしゃ)の気持ちを持つことがだいじなんだ。素材(そざい)をつくってくれた人にもね。そうすれば、自然に食べものをそまつにしないようになる。みんなでたのしく食べるという心くばりもわすれないこと。それが、ほんとうのマナ−だ。
すてきなおとなになるために、いまから、しっかりレッスンしておこう。
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先生の紹介(しょうかい)
服部幸應(はっとり ゆきお)先生
服部学園という調理師や栄養士学校の校長先生。学生服のような黒いスーツがトレードマーク。テレビで見たことがある人も多いんじゃないかな。「食育(しょくいく)=食べることのたいせつさ」をマナーの面
から、ここでみんなに教えくれるよ。 |
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