分からないことがあったらここにキーワードを入れてね~
カスタム検索
トップ > 超旬ツール > 高速ファイル検索ソフト「Everything」でファイルを一括管理

高速ファイル検索ソフト「Everything」でファイルを一括管理

あちこちのサイトでかき集めたファイルをスマートに整理したければ、「タグ」による分類を利用するのがオススメだ。ここでは、高速なファイル検索ソフト「Everything」と特製のAutoHotkeyスクリプトで、タグによるファイル管理を行うテクニックを紹介する。

通常のフォルダによるファイル分類には、1つのファイルを1つのフォルダにしか分類できないという難点がある。例えば、「スク水を着たネコミミ少女の画像」があったとき、「スク水」フォルダか「ネコミミ」フォルダのどちらかにしか分類できないのだ。「スク水」フォルダに入れた場合、ネコミミ画像を見ようと「ネコミミ」フォルダを開いても、その画像は見つけられなくなってしまう。

「タグ」を利用した分類なら、このようなジレンマに悩まされることはない。1つのファイルに「スク水」と「ネコミミ」の両方のタグを付けておけば、どちらのキーワードでも探せるようになるのだ。タグによる分類は、「Picasa」のような閲覧ソフトや「ニコニコ動画」のようなサービスなど、さまざまなところで採用されているぞ。

タグ分類の便利さに慣れてしまうと、収集したファイルをすべてタグで管理したくなってくる。しかし、すべての閲覧ソフトがタグ機能を搭載しているわけではない。そこで、すべてのファイルをタグで管理できるテクニックをネトランが編み出したぞ。このテクには、スクリプトユーティリティの「AutoHotkey」と、高速なファイル検索ソフト「Everything」を使用する。まずは、両ソフトをインストールして準備を行おう。

■必要なツールをインストール


AutoHotkey
Everything(言語パックもこちらから)

AutoHotkeyの本体をインストールする。コンポーネント選択画面では「Enable drag & drop onto~」にチェックを入れておこう

Everythingをインストールする。コンポーネント選択画面のチェックボックスは、そのままで構わない。インストール先フォルダは、特にこだわりがなければ変更しないでおこう

Everythingの言語パックをインストールしよう。インストーラ版の場合は、実行して「Install」を押すだけでOKだ

Everythingの言語パックをインストールしよう。インストーラ版の場合は、実行して「Install」を押すだけでOKだ

「General」ページの「Language」で「日本語」を選択し、「OK」を押せば、インタフェースが日本語化されるぞ

「ボリューム」や「除外」のタブで、検索対象にするドライブや、除外するファイル名のルールを設定できる。検索する必要がないドライブは、「メディアを確認」のチェックをオフにしておこう

普通にEverythingで検索を行うには、タスクトレイのアイコンなどからウインドウを表示して、キーワード欄に検索語句を入力すればいい。1文字タイプするごとに、その文字列を含むファイルが即座に表示されるぞ


■タグ付けして分類したファイルを一覧表示


ネトランが作成したタグ付けスクリプトのコピーを作成して、メモ帳などで編集してタグ名などの設定を行おう。作成したスクリプトに、タグを付けたいファイルをドロップすると、ファイルにタグが付加される。「送る」にショートカットを作っておけば、Everythingの検索結果画面からも素早くタグ付けを行えるぞ。

タグの付いたファイルを一覧表示するには、特製スクリプトをダブルクリックなどで実行すればいい。Everythingの画面が開き、タグの付いたファイルのリストが表示されるぞ。

Everythingのファイルリストでは、ダブルクリックなどでファイルを開くほか、エクスプローラのように右クリックメニューから操作を行ったり、ほかのソフトにドラッグ&ドロップすることも可能だ。通常のフォルダにそっくりの感覚で、タグ付けしたファイルを扱えるのだ。

なお、「スク水ネコミミ」のようにタグ名を指定する個所に複数のキーワードをスペースで区切って記述すれば、複数のタグを同時に付けさせることも可能。また、このスクリプトを単に実行した場合は、「スク水」と「ネコミミ」の両方のタグが付いたファイルだけが一覧表示されるぞ。

Tag_Everything.ahk

特製スクリプトをコピーして、名前をファイルに付加したいタグ(キーワード)にリネームしよう

詳細な動作設定を行いたい場合は、特製スクリプトをテキストエディタで開いて、説明に従って「=」の後ろの設定値を変更しよう

ファイルの右クリックメニューからタグ付けを行いたい場合は、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」で「sendto」と入力するなどして「送る」のフォルダを開き、AutoHotkey.exeのショートカットを作成してプロパティを開き、「リンク先」の欄を「(" AutoHotkey.exeのパス)" (" 編集した特製スクリプトのパス)"」のように設定しよう

スクリプトのアイコンにファイルをドラッグ&ドロップしたり、「送る」などでファイルを与えると、ファイル名の前にタグ文字列が挿入される

ファイルをダブルクリックなどで単に実行すると、Everythingのウインドウで、即座にタグ文字列の検索結果が表示される。ダブルクリックや右クリックメニュー、ドラッグ&ドロップなどで、普通のフォルダ内のファイルと同じように操作できるぞ


■ファイルリスト形式で対応アプリにまとめて渡して快適閲覧


画像ビューワのスライドショーやサムネイルなど、ほかのソフト上でもタグの付いたファイルをフォルダのように扱うための機能も用意した。指定タグの付いたファイルのフルパスを1行に1つずつ記述したテキストファイルに保存して、対応ソフトで開かせるというものだ。

「Susieプラグイン」に対応した画像ビューワなら、「axpathlist2.spi」を導入しておくことで、このファイルパスリストをフォルダのように表示できる。また、多くのメディアプレイヤソフトでは、パスリストをプレイリストとして読み込んで、連続再生を行えるぞ。

この機能を利用するには、Everythingのサイトで公開されている「es.exe」を、Everythingのインストール先フォルダに入れておく必要がある。また、特製スクリプトを編集して、リストファイルの保存ファイル名と、リストを開くプログラムのコマンドラインを設定しておこう。

Susieプラグイン対応ビューワ「Leeyes」で「axpathlist2.spi」を使用するため、LeeyesのフォルダにSPIのファイルを入れよう

特製スクリプトの「list_exec_cmd」の欄に、「(" Leeyesのパス)" "%list_file%」のように記述しよう。なお、メディアプレイヤのプレイリストとして開くには、list_fileの行の「.sz7」を「.m3u」に変えて、list_exec_cmdにプレイヤのパスを設定しよう。また、es.exeをダウンロードして、Everythingのフォルダに入れておこう

「Shift」キーを押しながら特製スクリプトを実行すれば、リストファイルが生成され、設定したソフトで開かれるぞ


« 社員の赤裸々な告白が集まるクチコミサイト「Vorkers」 | メイン | ブログやサイトを2chブラウザで巡回できる形式に変換「巡回ch」 »

この記事のカテゴリー

超旬ツール

この記事に付与されたタグ

ありません

ソーシャルブックマーク

はてなブックマーク livedoor クリップ Yahoo!ブックマーク del.icio.us Google ブックマーク Buzzurl イザ!ブックマーク FC2 ブックマーク

2009年04月14日 18:24