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日本が「誤った言動」 中国外務省、反日デモに理解

 中国外務省の馬朝旭報道局長は17日未明、中国各地で16日に起きた反日デモについて「合法的、理性的に愛国心を表現すべきで、非理性的な違法行為には賛成しない」と参加者に冷静な対応を呼び掛ける談話を発表した。また「中日は互いに重要な隣国だ」と指摘し、日本との戦略的互恵関係を維持する重要性を強調した。

 デモが起きた四川省成都市や陝西省西安市などの繁華街では17日午前、再発を警戒して各所に警察車両が配備され警備を強化。北京の日本大使館前でも数十台の警察車両や多数の警官が厳重な警備に当たっている。

 馬局長は談話で「一部群衆が日本側の誤った言動に憤慨するのは理解できる」と共感も示した。その上で「愛国の熱情を(学業など)本来業務での実際の行動に結実させて改革、発展、安定の大局を維持する」よう訴えた。

 「誤った言動」は前原誠司外相の対中強硬発言や民主党の枝野幸男幹事長代理が中国を「あしき隣人」と呼んだことなどを指すとみられる。馬局長は「中日間には微妙で複雑な問題があり、われわれは話し合いを通じて適切に解決するよう主張している」と述べた。

 16日の反日デモは成都など3都市で起き、計1万人超とみられる若者らが参加。成都では日系スーパー、イトーヨーカ堂の店舗の窓ガラスなどが壊されたほか、西安でもソニーやミズノの販売店が襲われた。 (共同)

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