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虎党先生「教材費」名目で集めた金で試合観戦

 私立大阪電気通信大学高校(大阪府守口市)の元男性教諭(32)が、在職中の06年10月までの約2年半に、学校に無断で生徒から計約126万円を集金し、プロ野球の阪神戦観戦などに使っていたことが16日、分かった。生徒約100人から「教材費」などの名目で集金したものの、教材の提供がなかったため発覚。元教諭はキャンプ地にも足を運ぶほどの熱狂的な阪神ファンだった。

 同校によると、顧問をしていたサッカー部の大会参加登録費8万円が不明になり、部費で補てんしたこともあったという。当初は「盗まれた」と説明したが、不審な点が多いため問いただすと07年4月に突然退職。疑問を感じた学校側が卒業生106人にアンケートを取ったところ、計約126万円の集金が発覚した。教材費として1回5000円程度、アルバム代として1万円を徴収していたという。

 独身の元教諭は大阪府内で両親と同居。学校側が母親立ち会いの下で話を聞いたところ「給与は母親が管理していて小遣いをもらっていた。自由に使える金がもっと欲しかった」と説明。既に全額を弁済し、学校の報告会で謝罪したという。

 集金したお金は主に阪神戦チケットの購入費にあて、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に通っていた。学校内では有名な虎党で「春のキャンプで四国に行っていた」「甲子園に行って最終電車が出たので駅で寝た」などと吹聴することもあったという。

 学校側は「30歳前後の給与はそんなに恥ずかしい額ではない。お酒も飲まないし、話をしていくうちに最終的にお小遣いだというのが分かった」と説明。酒、タバコはやらず、衣服や持ち物なども派手さはなかったという。

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