民主党の岡田幹事長は、北海道江別市で記者団に対し、小沢元代表の国会招致について、野党側の出方も見極めながら、党としての対応を慎重に検討していく考えを示しました。
この中で岡田幹事長は、野党側が小沢元代表の証人喚問や政治倫理審査会への出席を求めていることについて、「国会での与野党の話し合いが先行していくと思う。野党には、何を聞こうとしているのか、訴訟との関係をどう考えるのか、しっかり整理してもらいたい。それを待っている状況だ」と述べました。そのうえで、岡田氏は「そういったことを踏まえながら、まちがいのない方向を出していきたい。重要な問題なので、衆議院北海道5区の補欠選挙があるからといって中途半端にやるよりは、しっかりと議論し、対応していくことが大事だ」と述べ、野党側の出方も見極めながら、党としての対応を慎重に検討していく考えを示しました。一方、国民新党や社民党などと連携し、郵政改革法案や労働者派遣法の改正案を衆議院で再可決してでも成立させるかどうかについて、岡田氏は、「先の通常国会はやや運営が荒かったと思っている。最後にどうするのかいま言う必要はないと思うが、ていねいに誠心誠意話し合いをしていきたい」と述べました。