2010年10月17日20時39分
17日、「日本製品不買」などと叫びながら行進するデモ隊=四川省綿陽市、林写す
17日、デモを制止しようとする警察隊に反発し、ペットボトルなどを投げつける参加者=四川省綿陽市、林写す
17日、反日デモの参加者に壊された日本メーカーの自動車=四川省綿陽市、林写す
【綿陽(中国四川省)=林望】中国四川省成都などで起きた大規模な反日デモは17日、同省北部の綿陽市に飛び火し、住民の目撃情報によると、1万人以上の若者らが「日本商品排除」などを叫びながら、市中心部を練り歩いた。パナソニックの販売店や日系飲食店のガラスが割られ、日本車が襲撃された。
中国当局は17日、デモ再発を防ごうと成都のほか、北京や上海などでも日本関係施設に対して厳戒態勢を敷いた。しかし、若者らはインターネットや携帯電話で呼びかけ合い、警備の比較的少ない内陸部の地方都市で再びデモを起こした。
重慶の日本総領事館によると、綿陽の在留邦人は10人前後で、けが人などの情報はないという。
中国外務省の馬朝旭報道局長はこれに先立つ17日未明、「一部の群衆が日本の誤った言動に対して義憤を表明することは理解できる」との談話を発表。一方で「法に基づき、理性的に愛国の熱情を表現すべきであり、非理性的、違法な行為には賛成しない」と暴力行為には反対する考えを示した。