歌手のさだまさし(58)が「光明皇后1250年御遠忌慶讃奉納行事」の一環として、奈良市の東大寺大仏殿前で奉納コンサートを開催した。さだが東大寺でコンサートを行うのは1980年10月以来、実に30年ぶり。
大仏殿前に作られた幅30メートルの巨大なステージに立ち、「案山子」「精霊流し」など名曲を立て続けに披露。約3時間で16曲を熱唱し、1万2000人を魅了した。
ソロデビュー以来、3800公演以上こなしてきたさだも、大仏様の前では「緊張する」と顔をこわばらせたが、「再び大仏様の前で歌わせてもらえたことに感謝している。100%力を出し切ったし、今日は大仏様に喜んでもらえればうれしい」と満足そうに語った。