ホラー映画

クライモリ   監督 ロブ・シュミット
(2003・米/独)
出演 エリザ・ドゥシュク/デズモンド・ハリントン/エマニュエル・シュリーキー/ジェレミー・シスト
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『ジュラシック・パーク』など数々の作品を手掛けるスタン・ウィンストンが製作・塔`殊メイクを担当したスプラッターホラー。アメリカ南西部にある奥深い森に迷い込んでしまった6人の若者。そんな彼らに未曾有の恐怖が襲い掛かってくる。
これは、よくあるパターンのホラー映画ですね。若者たちが田舎に出かけて行き、そこで襲われるという。
DVDのパッケージを見るとスティーヴン・キング絶賛というような表記があり、それが観る決め手となったのですが、確かに楽しめはできましたが、こういうパターンのホラー作品を私自身、見飽きたせいか、あまり新鮮味を感じませんでしたね。
無難には仕上がってると思いますが、生き残る人間も予測が付きますしね(笑)
アメリカの田舎って、ホラー映画を観過ぎているせいか、怖さを感じますね、国土が広過ぎる怖さ。迷っても、誰も助けに来ないし・・監禁されたらどうすればいいの??(笑)
この映画の主人公たちのように、あまり知らない道は通らない方がいいってことでしょうかね(笑)(2010.1.4)
   
フレッシュ・デリ<未>  監督 アナス・トーマス・イェンセン
(2003・デンマーク)    
出演 ニコライ・リー・コス/マッツ・ミケルセン/ボディル・ヨルゲンセン/リーネ・クルーセ
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『キング・イズ・アライヴ』などの脚本を手掛けるデンマークの新鋭、アナス・トーマス・イェンセン監督によるブラックな笑いと恐怖が絶妙に混じり合った人肉ホラー。開業したての肉屋の主人が、ある日、巨大冷凍庫の中に凍死体を見付けて…。
これは、なかなか面白かったですね。ブラックユーモアあふれるホラーといった方がよろしいでしょうか?人肉ホラーですか(笑)
肉屋の主人役の俳優さんが、いい味出してましたね。マッツ・ミケルセンという方らしいのですが、調べたところ『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役(テロリストでしたかね?)で出演もしています(ちょっと森進一が入ってる気もします・笑)
証拠隠滅の図るために○○した肉が飛ぶように売れるが、実は・・・だったというオチもいいですね〜。
アナス・トーマス・イェンセン監督、ちょっと気になりますね。(2010.1.7)
   
リーピング   監督 スティーヴン・ホプキンス
(2007・米) 
   出演 ヒラリー・スワンク/デヴィッド・モリッシー/イドリス・エルバ/アンナソフィア・ロブ
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奇跡を信じない大学教授のキャサリンは今まで解明できなかった聖なる謎はなかった。そんな彼女の元に、アメリカ南部の小さな町ヘイブンで起きた不可解な出来事を解明してほしいという依頼が舞い込む。不可解な死を遂げた一人の少年の事件と同時に真っ赤に染まった川の水。それはまるで旧約聖書に登場する“十の災い”の始まりそのものだったのだ…。ヒラリー・スワンク主演で贈る本格ホラー・サスペンス。
これは、パッケージから想像するに、イナゴの大群が押し寄せる、パニック・ムービーかと思いきや、旧約聖書に登場する“十の災い”(よく分かりません・笑)を絡めた、ホラー・サスペンスでしたね。イナゴは、その中の1つだったのか(笑)
ヒラリー・スワンク、2度のアカデミー主演女優賞に輝きながら、ジャンルを問わず、いろんな作品に出演する方なんですね(『ザ・コア』なんて作品もありましたが・笑)
映像、ストーリーとも、結構、楽しめましたね。監督のスティーヴン・ホプキンス、職人っていう感じですね。
それにしても、ホラー映画にとって、少女って重要なアイテムですよね(笑)
神と悪魔(サタン)。対称的な両者が鍵を握るってことですかね。
ラストの落ちも、なかなか。 (2010.1.13)
                            
アイズ   監督 ダヴィド・モロー/ザヴィエ・パリュ
(2008・米) 
出演 ジェシカ・アルバ/アレッサンドロ・ニヴォラ/パーカー・ポージー/ラデ・シェルベッジア
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ロスで暮らす主人公のシドニーは、幼い頃、姉と爆竹をして遊び、視力を失い盲目のバイオリニストとして立派に成し遂げた在る日、姉から角膜移植手術を受ける様に薦められ手術は成功した。日に日に目が見える様になったが、この世に存在しない物まで見えてしまう。マンションうろつく少年、自分を襲う霊、火災現場をよく見てしまう。何故自分だけにしか見えないのか真相を探るうちに角膜を提供してくれた女性ドナーの過去にたどり着く。
(ネタばれ注意)
ドナーは周りから魔女扱いされてた女性でした。最後には是から起る災難を見てしまい多くの人を車から救い出す。しかしシドニーの目は・・・
ホラーともサスペンスとも言えない・・ミステリーな内容で、突然音が大きくなったりでビックリしますが、流石アメリカだなと!納得させる映画で感動しました。(=^▽^=) (2010.1.11)
   
                          (北海道/ジュリエットさん)
デス・ルーム<未> 監督 ケン・ラッセル/ショーン・S・カニンガム/モンテ・ヘルマン/ジョン・ゲイター/ジョー・ダンテ
(2006・米/日) 
   出演 レイチェル・ヴェルトリ/ジェイス・バルトーク/ジョン・サクソン/石橋凌
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封印された映画セット内に集められた男女が体験する恐怖を描くソリッド・エロティックスリラー。伝説の恐怖映画『ヒステリア』が撮影された“死の館”に見学ツアーで訪れた7人の男女は、8角形の部屋に監禁されてしまう。彼らにはある共通点があり…。
これは、どうなんだろう?ソリッド・スリラーと呼ぶには無理があるのではないでしょうか(笑)
それぞれの監督さんが作った、要はオムニバス映画ですね。
監禁された男女が、怖い話をしなければ脱出できない状況に置かれるのですが、その話の内容が興味をそそられる話と、そうでない話があって、全体的には、借りた時に想像していた印象と、かなり異なりました(『ソウ』的なものかと・笑)
日本を舞台にした話があるのですが、日本からは石橋凌、杉本彩などが出演。石橋凌、『呪怨 パンデミック』でも見せた英語を披露。
それにしても、このてのパッケージに、何度、騙されたことか(笑)
個人的には、ジョン・サクソンの姿を久〜しぶりに見ることができ、嬉しかったですね。何といっても、『燃えよドラゴン』で、ブルース・リー、ジム・ケリー(アフロ)と共に戦う彼の姿は、永遠に忘れることはないでしょう(笑) (2010.1.30)
                            
テラー トレイン 監督 ギデオン・ラフ
(2008・米) 
   出演 ゾーラ・バーチ/ギデオン・エメリー/カヴァン・リース/デレク・マジャール
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東ヨーロッパを舞台に、疾走する電車の中で起こる残虐な殺人事件に立ち向かう女子大生を描いたサバイバル・ホラー。
ソーラ・バーチ+ホラー、この組み合わせは観るしかないでしょう(笑)
これは、80年製作のサスペンス・ホラーのリメイク作だったんですね〜(ジェイミー・リー・カーティス主演だったか、名前だけは聞いたことあります。)
国際大会出場のため東ヨーロッパに遠征したインディアナ大学のレスリングチーム。ゾーラ・バーチら仲間が夜遊びをしたために、列車に乗り遅れてしまう。追いかける形で乗り込んだ列車が実は恐怖の始まりだった・・・というストーリーですが、(あまり言えませんが)『ホステル』を思い起こしますね。
結構、残酷な描写もあって、『ホステル』好きな方は、はまる気もします(私は、見事にはまりました・笑)
主演のゾーラ・バーチ、個性的でいいですね〜。『穴』を観た時の不気味な存在感は強烈でしたが、最後の最後まで今回も魅せてくれますね〜。決して美人じゃないですが、味がある(笑)
でも、80年の前作も、東ヨーロッパを舞台にした、このような作品なのでしょうか?興味をそそられるところです。
『ホステル』もそうですが、この『テラー トレイン』などを観るに付け、東ヨーロッパには行きたくないな〜という気分に陥るのは私だけでしょうか?特に美女には用心したいですね(笑)
非常に見応えのある、サスペンス・ホラーですね。 (2010.2.6)
                            

ミラーズ   監督 アレクサンドル・アジャ
(2008・米 )
  出演 キーファー・サザーランド/ポーラ・パットン/エイミー・スマート/メアリー・ベス・ペイル
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「24 TWENTY FOUR」のキーファー・サザーランド扮する夜警が呪われた“鏡”の謎に挑む戦慄のホラー・サスペンス。03年製作の韓国映画「Mirror 鏡の中」をハリウッド・リメイク。廃墟を巡回中、妖しい鏡に触れたことから、主人公の周囲で得体の知れない恐怖が次々と降りかかるさまをショッキングな映像満載で描く。
これは、韓国映画のリメイクだとは、知らなかった(『ソウ5』を劇場鑑賞した時、予告編を見て観に行くことを決めたのですが。予告編で「R-15」というのは初めて観ました。)
簡単に言えば、鏡をモチーフにしたホラー映画。なかなか見応えがありましたね。前半は、ちょっと間延びした感じはありましたが、ストーリーが急展開するあたりから、惹きこまれました。
「R-15」ということもあり、ショッキング・シーンもありますが、中でも、浴槽での○○のシーンが、印象に残ります。口が・・・
主演のキーファー・サザーランドが、アクションもこなし、すっかりブルース・ウィリスのようになってて、こんな感じの俳優だったかな〜と(「24 TWENTY FOUR」全く見てないので分からないです・笑)ラストの方は、『ダイ・ハード』状態でしたね。
映画全体の雰囲気は、ちょっと前に観た『1408号室』に似てますね。驚かせ方まで、似てるような気が(笑)
映画館で観るには、音響効果がいかに重要かということを感じます。この『ミラーズ』などのタイプの映画を鑑賞する度に、そう思いますね。
ラストのオチは、なかなか見事でしたね〜。(2009.1.10)

呪いの館 血を吸う眼 監督 山本迪夫
(1971・日) 
        出演 藤田みどり/高橋長英/江美早苗/岸田森
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山本迪夫監督が手掛ける怪奇ロマンシリーズの第2作。岸田森が日本初の本格的な吸血鬼を演じたことが話題になった。妹と穏やかに暮らす秋子の日常は、奇妙な棺が届いた日から狂い始める。首筋にふたつの咬み痕を残し、人々が変貌していく様に秋子は…。
この映画は、やはり何と言っても岸田森の吸血鬼に尽きますね。存在感が違う(笑)主演の藤田みどり高橋長英が霞んじゃってますね。
ストーリー的には、あまり凄いという訳ではないのですが(よくある吸血鬼の話)ラスト、主人公たちに岸田森が襲いかかるシーン、これは非常に見応えありますね。ブルース・リー張りに雄叫びを上げながらのアクション。まさに岸田森の真骨頂!
ところで、岸田森って、岸田今日子の従弟であり、樹木希林の元夫だということ知ってました?(どんな夫婦だったんだ?笑)
吸血鬼に血を吸われ、その軍門に下る高品格の変貌ぶりも、また見物?(笑)
誰だか分からないようなメイクで大滝秀治も需要な役で出演。声聞かなきゃほんと分かんない(笑)
岸田森さん、1982年、43歳の若さで死去。残念でなりません。日本が誇る、まさに怪優でしょう。 (2010.4.11)
                            
13日の金曜日  監督 マーカス・ニスペル
(2009・米)
      出演 ジャレッド・パダレッキ/ダニエル・パナベイカー/アマンダ・リゲッティ/トラヴィス・ヴァン・ウィンクル
3
1980年に登場し、数多くのシリーズとブームを生み出したスラッシャー映画の代名詞的作品を、ヒットメーカー、マイケル・ベイ製作によって新たに書き起こしたスプラッター・ホラー。曰く付きのキャンプ場を訪れた若者たちが、ホッケーマスクを着けた謎の大男によって次々と血祭りに上げられていく。
名作『13日の金曜日』をモチーフにして、新たに書き起こしたということでしたが、なかなか楽しめましたね〜。日常では、まず体験できないことを映画館で体験しちゃったという感じで(実際、このような体験はしたくないですよね・笑)ストレス解消スッキリです。
ホラー映画は、他のジャンルの作品に比べて、劇場で観ると、より楽しめますね。音響が、非常に効果的です。ここで出るのかな〜という緊迫感、突然飛び出してくる驚き、これだからホラー映画はやめられない(笑)
また、この手の映画では、必ずと言っていいほどある、カップルのエッチ・シーン。今作も、しっかりありますよ〜。作り手側も、よ〜く分かっていらっしゃる(笑)
マイケル・ベイ製作、マーカス・ニスペル監督ということで、画面から匂い立つ雰囲気が『テキサス・チェーンソー』を思い起こさせるものがありますね。
ジェイソンのホッケーマスクの謎が少し・・・・
『テキサス・チェーンソー』同様、「13日の金曜日 ビギニング」あるいは「ジェイソン ビギニング」のような物を、作るのか〜?(笑)
それにしても、ジェイソンといい、マイケル(『ハロウィン』)といい、レザーフェイス(『悪魔のいけにえ』『テキサス・チェーンソー』)といい、大人になったら、なぜ、みんな同じ体系なんだろう??(笑)(2009.2.21)
 
ヒルズ・ハブ・アイズ  監督 アレクサンドル・アジャ
(2006・米)
         出演 アーロン・スタンフォード/キャスリーン・クインラン/ヴィネッサ・ショウ/エミリー・デ・レイヴィン
3
ホラーの巨匠、ウェス・クレイヴン監督の名作『サランドラ』を、『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ監督が情け容赦ない残酷描写でリメイク。警官を退職したボブが家族を連れトレイラーで砂漠を横断中、故障で立往生することに。しかし核実験場に近いその荒地は、放射能によって突然変異を起こした食人一家がおり、一家との殺し合いが始まるのだった…。
これは、リメイクだったんですね。ウェス・クレイヴン監督『サランドラ』は未見です。
『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ監督らしく、残酷描写は見る物がありますが、『ハイテンション』ほどの衝撃はないですね〜、慣れてしまっているせいか。でも、なかなか楽しめるホラーですよ。
アメリカ核実験の放射能によって突然変異を起こした食人一家がおり、家族旅行中の一家が彼らの餌食になりとんでもない目に合うという、よくあるホラーの展開です。
アメリカ映画は、この猟奇的な一家を描く作品が実に多い。いつも、そのことを感じます(笑)まあ、監督はフランス人なのですが。
それにしても、アメリカっていう国は、これまで何百回(正確な数は分かりません)と核実験を行ってるそうですね。当然、立ち退きを余儀なくされた人々もたくさんいたことでしょう。そういう事実を踏まえた意味で、題材としては面白いと思います。核実験の後の廃墟に残されたマネキンは、気持ちのいいものじゃないですね(笑)
突然変異の造形、日本だと、こういう描写は、まずできないでしょう。『ノストラダムスの大予言』がそれに類似した造形描写により、いまだソフト化されていない事実を鑑みるとね。
家族の中で誰が生き残り、誰が守るのか。この手の映画は、おおよそ、これがテーマとなるのですが(それを楽しみに観てるところもあります)観てお楽しみください(笑)
『ヒルズ・ハブ・アイズ』続編があるようですね。これも、この夏、ぜひ観てみようと思います。これからの季節は、やはりホラーですね(笑)(2010.7.3)
 
エクトプラズム 怨霊の棲む家  監督 ピーター・コーンウェル
(2009・米)
                 出演 ヴァージニア・マドセン/カイル・ガルナー/マーティン・ドノヴァン/アマンダ・クルー
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1987年にコネチカット州にて、実在する家族に起きた戦慄の事件を映画化!息子のガン治療のためコネチカットの古い家に引っ越してきたキャンベル一家は、やがてその家がかつて葬儀場として使われていたということを知る。同時に一家には、常識では説明できない超常現象が起こり始めていた…。
実話を基に作られたということですが、ストーリー的には、これまでも同様の作品が映画化されてます。あまり新鮮さはないですね。個人的には『悪魔の棲む家』を思い起こしました。
ただ、やはり映像技術の進歩のおかげもあってか、それなりに楽しめる作品ではあります。
この映画のタイトルの「エクトプラズム(ectoplasm)」とは、心霊主義で用いられる、霊能者などが、「霊の姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの」を指すということだそうです(「ウィキペディア」より)
私は、今まで、そういう霊的な物を一切見たことがない(一度金縛りにあったぐらい)ので、そのような物が存在するものか分からない(見ていないことを全て否定するのも、どうかと思いますが)
殺人事件が起こった場所、入居者が自殺した場所など、何かしら霊的な物があるというのは、よく聞きますけどね(実際、私の知る殺人事件現場跡に立てられたテナントではお店が次から次へと変わりますし、マンションも常に空室状態ですね。お墓の跡に建てられたらしいです。)
ガンに犯された息子と、その家族たち。ぎくしゃくする夫婦関係、心に傷を負った姪、ホラー作品の一方で、この映画、ドラマの側面もあるかと思います。
ヴァージニア・マドセンの作品、久しぶりに観ましたね。かつてのセクシー女優ですね。
ラストは・・・・ということになるのですが、このような奇跡ってあるんですかね(医学的には証明できないのでしょうね)
今、みなさんが暮らしている家(場所)で、かつて何があったのか、知る必要があるかもね(笑)
ちなみに私の暮らしてる家は、干拓地です(笑)(2010.7.14)
 

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