ロボット動かす簡単ソフト 産総研が開発マウスを操作して動作を指定するだけで、簡単にロボットを動かせる新しいソフトウエアを開発したと産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が16日、発表した。 研究所によると、ロボットに特定の動作をさせるには、プログラム言語の知識が必要とされ、時間もかかったが、新しいソフトウエアを使えば、あらかじめパソコン画面上のロボットのコンピューターグラフィックスにマウスを使って取らせたポーズを、実際の動きとしてロボットに覚え込ませることができる。 ダンスを踊るなど、いくつかのポーズを組み合わせた複雑な動きをさせる場合も、ロボットのバランスや、足が着地した時の衝撃を考慮した適切な姿勢を取るよう、素早く計算できるという。 同研究所の中岡慎一郎研究員は「演技をさせたり、歌わせたり、ファッションショーで歩かせたり…。新しいコンテンツ産業の創出を目指したい」と話した。 【共同通信】
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