フォードがマツダ株を売却へ 筆頭株主から外れる米自動車大手フォード・モーターが、保有するマツダの株式を売却する方針を固めたことが16日、明らかになった。フォードの出資比率は現在約11%。その大半を売るとみられ、マツダの筆頭株主から外れることになる。 マツダは経営の自由度が高まることで、中国などの新興国市場での事業拡大に向け、提携先を模索する。新たな自動車再編につながる可能性も出てきた。 マツダ株については、同社と取引のある三井住友銀行や住友商事、部品メーカーなどが引き受けるとみられる。11月にも正式決定できるよう、マツダを通じて交渉を進める。 フォードは、マツダ株の売却で得た資金を新興国市場の開拓などに充てるもようだ。同社は2008年にも当時保有していたマツダ株33・4%のうち約20%を売却しており、マツダの経営への関与はさらに薄まる。 【共同通信】
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