2010年10月16日10時21分
【ワシントン=伊藤宏】訪米中の安倍晋三元首相は15日、米上院外交委員会東アジア太平洋小委員会のウェッブ委員長と会談した。ウェッブ氏は、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で日本政府が船長を釈放したことについて「間違った判断だった」と指摘。中国の東シナ海や南シナ海での行動に強い懸念を示した。
安倍氏は同日、米国務省のスタインバーグ副長官とも会談。スタインバーグ氏は尖閣諸島で日中間に紛争が発生した場合、「日米安保条約が適用される。日米が共同してこの問題にあたる」と述べた。