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三原議員、亮子議員に同情「両立厳しい」

 民主党の谷亮子参院議員(35)が、議員活動と競技の「二足のわらじ」をはくことに批判的だった自民党の三原じゅん子参院議員(46)は15日、「当選後は激務になると分かっていたはず。現役選手だった谷さんを擁立した方が無責任では」と、党や小沢一郎元代表の方針に疑問を投げ掛けた。7月の初当選後、まだ言葉を交わす機会も持てていない。「国会で会えば、お疲れさまでしたと言いたい」と、現役引退のライバルをねぎらった。

 三原氏は15日、衆院補選の応援で訪れていた北海道で日刊スポーツの電話取材に対し「やっぱり、というのが率直な感想です」と述べた。「当選後、永田町にあまりいらっしゃってなかったように思う。臨時国会が始まり、もう来ないわけにいかない。そろそろ(両立は)難しいのではないかと思っていた」という。

 2人は7月の参院選比例代表で初当選。女優業を引退して立候補した三原氏は、当選後に競技生活と議員活動を両立させる考えを示した谷氏を「片手間で政治のことを考えるのは失礼だ」と批判した。本格的に議員活動を始めると「私でも寝る時間がない。谷さんはどうやって練習するのかと感じていた」と指摘した。

 ただ「谷さんが悪いのではないと思う。現役の第一線にいた人が激務の国会議員になれば、こうなることは分かっていたはず。声をかけた民主党も無責任でないか。逆に谷さんはかわいそう。小沢さんにも考えてほしいと思う」と、擁立に携わった小沢氏の対応を疑問視。「政治家になっていなかったら、もう少し華々しい形での幕引きができたのではないか。私自身、『YAWARAちゃん』の大ファン。それがこんなふうになって気の毒です」。

 「柔道、特に女子48キロ級は若い人がどんどん出てきている。層が厚くなっていることを考えると、時代の流れ、世代交代ではないか」とも述べた。参院本会議や委員会など、谷氏と同席する機会はあるが、まだ直接言葉は交わせていない。わらじを1足脱ぎ、議員として同じ立場に立った谷氏に「話す機会があれば、まずはお疲れさまと言いたい」と、エールは忘れなかった。【中山知子】

 [2010年10月16日7時38分 紙面から]


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